日産自動車は17日、6月の定時株主総会に提案する取締役候補11人を発表した。日産からは西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)ら3人が入った。提携関係にある仏ルノーの経営トップ2人も招く。両社は事業面の連携を深める方針で一致する一方、経営統合問題では隔たりが大きい。円滑な利害調整をできるかどうかが経営再建の行方を左右しそうだ。日産は元会長のカルロス・ゴーン被告逮捕を受けてコーポレート・ガバナンス
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日産自動車は17日、6月の定時株主総会に提案する取締役候補11人を発表した。日産からは西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)ら3人が入った。提携関係にある仏ルノーの経営トップ2人も招く。両社は事業面の連携を深める方針で一致する一方、経営統合問題では隔たりが大きい。円滑な利害調整をできるかどうかが経営再建の行方を左右しそうだ。日産は元会長のカルロス・ゴーン被告逮捕を受けてコーポレート・ガバナンス
日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が自身の役員報酬を有価証券報告書(有報)に過少記載したとされる金融商品取引法違反事件を受け、日産が有報を訂正したことにより、ゴーン被告の年間報酬の直近3年分が、全国の高額報酬ランキングの歴代トップ10に入ったことが信用調査会社「東京商工リサーチ」の調べで分かった。 日産は事件後、ゴーン被告ら取締役の報酬額を精査し、今月14日に平成17~29年度分の有報を訂正して関東財務局に提出した。 ゴーン被告の訂正前の報酬は各年度10億円前後だったが、訂正後は24年度以降がいずれも20億円以上に増加。東商リサーチによると、中でも28年度の37億4千万円は、1億円以上の役員報酬の開示が義務付けられた21年度分以降の報酬ランキングで、31位から5位に上昇。このほか27年度の28億9400万円が33位から6位、29年度の28億6900万円が86位から7位となり、直
カルロス・ゴーン氏が仏ルノーから日産自動車に派遣されてから18年。工場閉鎖や系列にとらわれない購買改革などにより、経営不振に陥っていた日産をV字回復に導いた。グループ運営でも巧みなM&A(合併・買収)戦略で企業連合全体の世界販売台数を約2倍に伸ばした。だが、米国と中国市場への依存脱却など残された課題もある。(1面参照)2016年度を最終年度とする日産の中期経営計画「パワー88」。世界シェアと売
日産自動車は19日、カルロス・ゴーン社長(62)が三菱自動車の会長につく人事を固めた。三菱自の益子修会長兼社長(67)には、社長留任を要請している。三菱自は月内に日産から34%の出資を受け入れる予定で、ルノー・日産のトップを兼務するゴーン氏が三菱自の会長も兼任し、抜本的な経営の立て直しを進める。12月に開く三菱自の株主総会後の取締役会で正式に決める。同社は今年4月に軽自動車で燃費改ざんが発覚。
「自動車業界は人材の奪い合いが起きている」。昨年12月、日産自動車の経営幹部の流出が相次いでいたことに対し、カルロス・ゴーン社長は「最近、誰か辞めた人はいましたっけ?」と冗談交じりに話しながら、こうも答えていた。 そして今回、「確かな実績を持つ、優秀な自動車業界の幹部」(ゴーン社長)として元トヨタ幹部を引き入れる。日産は6月3日、トヨタ自動車の欧州法人の元幹部、ダニエル・シラチ氏(50歳)が7月15日付けで副社長に就任する人事を発表した。 最高意志決定機関のメンバーに トヨタ出身者が日産本体の役員に就くのは今回が初めて。また、最高意志決定機関であるエグゼクティブ・コミッティ(EC)のメンバーにも入る。日産でのキャリアがなく、他社から転身した幹部がいきなりECメンバーに就任するのも異例のことだ。
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