資生堂、力強さ生んだ「3本の矢」 - 日本経済新聞「まさかここまでとは」。資生堂が12日発表した2017年1～3月期連結決算は、株式市場関係者を驚かせた。「2ケタ減益でもおかしくない」（国内証券アナリスト）との雰囲気もあったが、営業利益は9%増の241億円で着地した。訪日外国人（インバウンド）向けと中国国内、そしてアジア域内の免税店。資生堂が力を入れてきた「3本の矢」の力強さが際立つ好決算だった。17年12月期通期の営業利益は455億円を見込
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資生堂はロシアでヘアケアの基幹商品「TSUBAKI（ツバキ）」を6月上旬に売り出す。現地の高級化粧品専門店「エトワール」と独占販売契約を結び約600店で扱う。TSUBAKIは中国や台湾などに投入しているが、アジア以外で販売するのは初めて。 ロシアで販売するのはシャンプー、コンディショナーなど8品目。日本で生産した商品を輸出する。主力のシャンプーの価格は日本円で1000円程度と日本国内のほぼ2倍。中間層から富裕層にかけての需要を狙う。
