7月下旬、東芝幹部が周囲に漏らした。「今度こそ背水の陣で決める」。会社の存亡をかけた半導体メモリー事業の売却交渉が迷走を続け、すでに5カ月が過ぎていた。照準を合わせたのは7月26日の取締役会。社内外の調整を急ぎ、売り先を決める腹だった。期待はあっさりと打ち砕かれた。本題のメモリー売却は「現状報告のみ」(幹部)で、何事もなく30分程度で次の議題に移ったという。優先交渉先に選んだ産業革新機構を核
7月下旬、東芝幹部が周囲に漏らした。「今度こそ背水の陣で決める」。会社の存亡をかけた半導体メモリー事業の売却交渉が迷走を続け、すでに5カ月が過ぎていた。照準を合わせたのは7月26日の取締役会。社内外の調整を急ぎ、売り先を決める腹だった。期待はあっさりと打ち砕かれた。本題のメモリー売却は「現状報告のみ」(幹部)で、何事もなく30分程度で次の議題に移ったという。優先交渉先に選んだ産業革新機構を核
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