19日に突如発表されたヤフーによるイー・アクセス買収の中止。本来ならば2週間後の6月2日にヤフー傘下で「ワイモバイル」という新会社が誕生するはずだった。ヤフーの宮坂学社長は3月27日の買収会見で「第4のキャリア(携帯電話会社)ではなく、日本初のインターネットキャリアとして存在感を出していきたい」と熱く抱負を語っていた。だが、わずか53日でその意気込みはあっさりと覆された。この背景には「爆速経営」
イー・アクセス買収を発表したヤフーの宮坂学社長は「音声中心ではなく、インターネットにフォーカスした日本で最初のキャリア(携帯電話事業者)になりたい」と宣言。ヤフージャパンのコンテンツ力と集客力を生かして既存のキャリアと戦っていくとした。だが、同じソフトバンクグループ内でわざわざ3240億円の現金を支払って買収する裏側には、ソフトバンクの収益状況や電波免許の割り当てといった事情が見え隠れする。6月に発足する新会社には、既存顧客をつなぎ留めながらライバルより魅力的なプランを用意する、難しいかじ取りが求められる。
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