ロシアの民間軍事会社を率いるエフゲニー・プリゴジン氏はよく、ウクライナの戦場での恐れ知らずの偉業とされるものについて自慢するが、最も向こう見ずな戦いはロシア国内での行動だったかもしれない。クレムリン(ロシア統領府)で「成り上がり」すぎたことだ。民間軍事会社「ワグネル」の創設者であるプリゴジン氏は何カ月も前から、ウクライナでの軍事的惨状についてロシア軍と言い争いを繰り広げており、モスクワでの両者
「21世紀にはもう本格的な戦争は起きないと思われていたのに、ロシアは戦争を始めてしまいました」。東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠さんは、ロシア専門家であり、「軍事オタク」を自称する戦争研究者でもあります。その小泉さんに現代の戦争を理解するための本を挙げてもらいました。2冊目は『戦争の変遷』(マーチン・ファン・クレフェルト著)です。 <第1回「小泉悠 ウクライナの穀物が標的? 核と生物兵器の危機再び」から読む> そもそも戦争とは何か ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにして、「この21世紀にこんな戦争ができるのか」と驚いた人も多いでしょう。米ソの冷戦時代以降、「核兵器が存在している以上、国家と国家が全力でぶつかり合う戦争はできないのでは」と思われていました。 ところが、今まさに我々が見ているのは、ロシアが核保有の超大国としての脅威を示しながら西側諸国を抑止し、戦争を行っている
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