【ロンドン=小滝麻理子】英政府が欧州連合(EU)に離脱を通知し、「戦後の英史上最も困難な交渉」(BBC)が始まった。メイ政権は離脱後は2国間の自由貿易協定(FTA)を拡大し、「よりグローバルな国にする」と意気込む。だが、北部スコットランドを中心にEUとの経済的結びつきが弱まることへの世論の不安は強い。国内に深い分断を抱えたまま、視界不良の船出となる。(1面参照)
【ロンドン=小滝麻理子】英国のメイ首相は29日、欧州連合(EU)に離脱を通知した。離脱条件などを決める原則2年間の交渉が正式に始まる。英国は40年以上にわたる欧州統合(総合2面きょうのことば)の参加に終止符を打ち、2019年3月末にも離脱する。EU加盟国の離脱は初めて。欧州統合に打撃となり、交渉の行方は、世界の政治・経済にも大きな影響を与える。(関連記事総合1、金融経済、国際1面に)離脱通知は
【ロンドン=小滝麻理子】欧州連合(EU)離脱に向けて英政府内の不協和音が強まっている。今春にも本格化する離脱交渉を前に、EUの事情にもっとも精通し、閣僚を支える役割を期待されていたロジャーズ駐EU大使が3日に突然辞任。同氏は政府内の主張や交渉体制に不満を募らせていたとされる。メイ首相は近く離脱方針を表明するが、政府内の溝は交渉の足かせになる恐れもある。ロジャーズ氏はキャメロン前政権下の2013
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