【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は10日、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当、70)を解任したとツイッターで発表した。後任は来週発表する。解任の理由を「彼の提案の多くに私は強く反対してきた。他の政権メンバーも同意しなかった」と意見の相違があったためと説明した。国家安保担当の大統領補佐官は外交・安全保障政策の司令塔で、北朝鮮やイランに対し強硬姿勢をとってきたボルトン氏の解任により同政策へ
【パームビーチ(米フロリダ州)=永沢毅】トランプ米政権はシリアのアサド政権が化学兵器を使ったとして、同国へのミサイル攻撃に踏み切った。一時はアサド政権の存続を容認する方向に傾いていた。疑惑の解明を待たずに、なぜ今なのか。医療保険制度改革法(オバマケア)改廃の頓挫など看板政策が暗礁に乗り上げるなかで「強い米国」を誇示し、政権の失地回復を図る思惑も透ける。(1面参照)「全ての文明国に、シリアでの殺
乱気流がやってきたように、世界の情勢が急に緊迫してきた。シリアを攻撃したトランプ大統領には、弱腰といわれたオバマ前政権との違いを印象づける思惑がある。だが、攻撃という劇薬も、きちんとした処方箋があってこそ、初めて効果が出る。それがないまま武力を振るえば、危機を抑えるどころか、かえって広がりかねない。バージニア州、ポトマック川のほとりにたたずむ国防総省。先月下旬に訪れると、どこかしら閑散として
指導者として大成する人は、強い意志を持ち、他者の意志を動かすすべを知っている。こう書いたのは米大統領を辞任したあとのニクソンである(「指導者とは」)。そして「自己中心的でない大指導者など見たことがない」とも言い切った。まもなく米国の大統領になるトランプ氏が、勝負に勝つことや頂点に立つことについて、並々ならぬ意志力の持ち主であるのは疑いない。偽悪的なまでの放言を重ねながら有権者の半数の意志をた
――昨年夏から一貫してトランプ大統領の誕生を唱えていました。「世界的な趨勢と同様に米国社会でも既存秩序への不満が高まっていた。ポピュリズム(大衆迎合)に傾く機運は容易に止められない」「1972年からすべての米大統領を正しく予測してきた。コツは、まず『絶対に勝てない候補』を除外すること。民主党候補になったヒラリー・クリントン氏がまさにそれだった。彼女は8年前にすでにオバマ大統領に大敗した。今回
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