ふと思い立って、最近逝去してしまった雨宮まみさんの「女子をこじらせて」を再読。 僕のブログや連載でもよく出てくる「こじらせ女子」という言葉の生みの親の作家で、先日40歳という若さでこの世を去ってしまった。 「女子をこじらせて」を再読して改めて「あ、こりゃあ生きていくの大変そうだな」と思ってしまった。死因はわからないけれど、こういう世界の見え方をしている人が長生きするのは難しそうだ。 雨宮さんの姿は「とても痛々しい」。 キャラ的にイタい奴だ、という意味ではなく、交通事故ででっかいガラス片がアタマに突き刺さっている人を見て「おお、こいつは大変だ」という意味で痛々しい。 その痛々しさが何に起因するかというと、「人生の要素がほぼ100%で自意識とセクシュアリティで構成されている」という極端なバランスだ。 (もしかしたら本を書く時につくられたデフォルメ人格かもしれないが) 思春期をはるかに過ぎてもな