「ジャンタニトラップ」を持つ千葉県立農業大学校研究科の岩澤裕来さん=千葉県東金市で2023年11月8日午後2時40分、高橋秀郎撮影 絶滅危惧種「トウキョウサンショウウオ」が生息できる環境を目指し、優しい稲作を普及させようと、千葉県立農業大学校(千葉県東金市)の学生らで作る任意団体「トウキョウサンショウウオ米栽培研究会」のメンバーが、クラウドファンディング(CF)で活動資金の支援を呼びかけている。今春の田植えに向け、30日までに70万円を集めるのが目標だ。 トウキョウサンショウウオは、水田周辺に生息する日本固有の両生類で体長8~10センチ。生育環境を守るには減農薬栽培が不可欠。稲に被害を与える病害虫駆除のため、新たな方法が必要だった。