米DexCom(デクスコム)が開発した血糖測定器「Dexcom G6 CGMシステム(以下G6)」の日本での販売が、テルモによって2021年7月27日から始まった。腹部などに貼り付け24時間継続的に血糖濃度を測定し、スマートフォンなどでデータをリアルタイムで受け取れる。血糖値の経時的な変化を分析することで、少し先の血糖変化を予測して利用者の行動変容を促す。 G6は極細の針がついたセンサーとBluetoothトランスミッターがセットになった装置で24時間の常時モニタリングを行う。部品は交換式で、最長でセンサーは10日間、トランスミッターは90日間使うことができる。 長期間体に貼り付けたままになることから、侵襲性の低さを意識している。大きな特徴は、針を血管よりも浅い位置で止め、血液ではなく血管から染み出た間質液を分析することだ。DexComが血糖測定装置の開発で培った長年の知見を生かし、間質液