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n_橋本治に関するbartleby0911のブックマーク (4)

  • ■ - 偽日記@はてなブログ

    ●都内、某ホテルにて密会。帰国中(来日中?)の樫村晴香さんと、保坂和志さんとお会いする。ホテルの会議室なんていうところははじめてで、時間よりちょっと早めに着いて先に通されたのだが、一人でそこにいて、場違いな感じで、自分がその部屋の何処にどんな風にしていたらよいのかよく分らなくて、窓際に立って、外の、ちょうど明治大学の裏手のにある木々を眺めていたのだが、窓の下に冷房の吹き出し口があって、冷気が直接からだに当たって冷え過ぎてしまうのだった。(ロビーで待っていてもよかったのだが、ホテルのロビーなんてさらに場違いで、どうしていたらよいのか分らない。) 樫村さんから聞いた話で最も刺激的だった話(リュック・ベッソンとダンスの話や、舌切り雀の話)は、残念だけど差し障りがあるのでここに書く事は出来ないのだが、樫村さんの、知性だけでなく、並みはずれた狂気の手触りの一端がうかがえて、とても興奮した。午後二時か

    ■ - 偽日記@はてなブログ
    bartleby0911
    bartleby0911 2009/02/03
    おそらく、橋本治が関係を追いつめてゆく感じは、とてもオーソドックスに神経症的なあり様が凝縮されたもので、現実界との間のクッションが希薄で、世界の細部と、回路が直接的に接しているような感じの樫村さんとは
  • 橋本治『生きる歓び』 - 偽日記@はてなブログ

    ●昨年末に読んだ『蝶のゆくえ』(橋治)がすばらしかった(1月2日の日記参照)ので、『生きる歓び』を読み返した。『蝶のゆくえ』は一日で読んでしまったのだが、『生きる歓び』は何日もかけで、一編ずつじっくりと読んだ。 ●『生きる歓び』に収録されている短編がたちあげようとしているのは、人の生のなかのある特定の瞬間であり、その瞬間にふっと洩れた言葉であり、その瞬間に生じた(身体において働いている様々なシステム全ての恊働による効果として生じる)感情であろう。そしてその特権的な一瞬の状態を浮かび上がらせるために、言葉は理路整然と積み上げられ、文学的な隠喩の正しい作動がもくろまれる。論理的・分析的な記述と、正しい隠喩の作動によって構築されているという点で、これらの小説においては「正しい言葉の使用法」が信じられており、正しく言葉や論理を使用することによってはじめて、ある特定の「瞬間」が捕まえられると信じら

    橋本治『生きる歓び』 - 偽日記@はてなブログ
    bartleby0911
    bartleby0911 2009/02/03
    このリアリティによってはじめて、決して好感をもつことの出来ない人物の「生」を、好き嫌いとは別の場所で肯定することが出来るのだと思う。
  • 『悔いあらためて』(橋本治・糸井重里) - 偽日記@はてなブログ

    ●昔話みたくなっちゃうのは嫌なのだが、『悔いあらためて』という80年に出た橋治と糸井重里の対談のがあって、ふと思い立ってパラパラめくり返してみたのだが、いきなり冒頭からの素晴らしさにガツンとやられたのだった。ここで若き日の橋治は、自分がいかに社会に上手く適応できないか、他人から理解されないかを語り、それに対し糸井重里は、その話を最大限の愛情とともに理解し受け取りながらも、冷酷ともいうべき的確な答えを返して行く。このやり取りを読むと、ああこれが「友情」なのだなあと泣きそうにさえなる。橋氏が、子供の頃真剣に何かを話すときまって「屁理屈を言うな」と言われて、何で真剣に話すと屁理屈って怒られるのか分からないままそれを自分のなかに引っ込めてしまったと話すと、糸井氏はそれに対し、屁理屈って言われるのはそれに「反応してくれない人」がいるからで、「反応してくれる友達」がいればそれは「遊び道具」にな

    『悔いあらためて』(橋本治・糸井重里) - 偽日記@はてなブログ
    bartleby0911
    bartleby0911 2009/02/03
    それに対し糸井重里は、その話を最大限の愛情とともに理解し受け取りながらも、冷酷ともいうべき的確な答えを返して行く。このやり取りを読むと、ああこれが「友情」なのだなあと泣きそうにさえなる。
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    bartleby0911
    bartleby0911 2009/01/28
    世界の中心で愛を叫んでいるのはだれ?~橋本治『浮上せよと活字は言う』書評
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