週刊ダイヤモンド編集部 【第17回】 2008年08月11日 ブームに終わるか、定着するか 小売りが仕掛ける「低価格PB」の行方 食品の値上げが続くなか、大手スーパーの店頭では、低価格を武器にしたPB(プライベートブランド)商品が売れに売れている。ブームに乗って小売りはPBの拡販に力を入れるが、過去の教訓を基に、イオンとセブンはそれぞれ独自の戦略を採る。幾度もブームにわきつつも消費者に飽きられたPBを定着させられるか、真価が問われる。 「PBの生産は、最初はお付き合いでやっていた。しかし最近は、無理してでも取っていかないといけないかな、というところがある」(ある食品メーカーの幹部) いまや、食品メーカーにとってPBとどう付き合っていくかは、重要な経営課題となっている。 PBとは、小売りがメーカーに生産委託し、小売りのブランドで販売する自主企画商品。今、イオンとセブン&アイ・ホールデ