ロボット犬のソフトウェア開発者が起業。積み上げた技術と経験を活かし、エンジニアを目指すきっかけとなった福祉機器開発への挑戦――マリス creative design 和田康宏氏 2018年6月に福祉機器の企画や開発等を行うマリス creative designを創業した和田康宏氏。「福祉機器を作る」ことに照準を合わせ、日立やソニーといった大手企業で仕事をしながら技術や経験を積み上げてきた。「良くも悪くも頑固」という和田氏に、これまでのキャリアや仕事をするうえで大事にしていることを聞いた。(執筆:杉本恭子、撮影:水戸秀一) ――ものづくりを仕事にしようと思ったのはいつごろですか。 小さい頃からプラモデルを作ったり、当時流行ったミニ四駆に没頭して大会にも出たりして、ものを作ることが好きでしたので、中学生になる頃には、何となくものづくりにかかわる仕事がしたいと考えるようになっていました。 ――福