少し前に向日神社を訪れました。 向日神社 向日神社は、延喜式内社としての古い由緒を持つ神社です。創建は長岡京ができるより前の718年と伝わります。向日山という小高い山にあり、長い参道が特徴で、桜と楓の時期には大変美しくなります。ご祭神の第一は、五穀豊穣の神である向日神(むかひのかみ)です。向日神は、大歳神(おおとしのかみ)の御子、御歳神(みとしのかみ)の別名で、向日山に降臨されたため、向日神と呼ばれるようになりました。 向日神社 この「向日」という字は、文字通り「日に向かう」と解されていて、長岡丘陵の南端にある向日山は、日が東から昇ってから西に沈むまで光を浴び続けるため、そのように呼ばれるということです。この向日山には、かつて祈雨・鎮火の神である火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)祀る火雷神社があり、向日神社を上社、火雷神社を下社と呼びました。ただ、下社は荒廃したため1275年に上社に合祀さ