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  • 八坂神社のサツキ | 京都旅屋

    八坂神社の西楼門前が、サツキの花で華やいでいます。 八坂神社 京都各地でこの時期に、庭園や街中に赤い花で彩りを加えてくれるのがサツキ(皐月)の花。京都中でも早く咲くのが八坂神社の西楼門のサツキです。朱色の門は一見新しく見えますが、実は今から500年ほど前の室町時代に建てられた門です。2007年に改修が終わって美しくなり、四条通から多くの観光客を迎えています。門をより華やかに見せるサツキの光景は、私もこの時期に楽しみにしています。 八坂神社 今年は季節の進みが早く、春以来、花の進みも早いです。八坂神社のサツキもすでに見ごろを過ぎています。お近くの方はお早めにご覧になってみてください。京都ではまだしばらくサツキが美しい場所が各地に現れます。この時期の庭園巡りの楽しみのひとつです。 八坂神社 ガイドのご紹介 吉村 晋弥 京都検定1級に7年連続の最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定

    八坂神社のサツキ | 京都旅屋
  • 新緑の久美浜と豪商稲葉本家 | 京都旅屋

    少し前ですが、連休中に丹後の久美浜へと足を延ばして来ました。 久美浜湾と兜山 久美浜湾があるのは、京都府北部の京丹後市で、京都府の最西部にあたる地域。となりはもう兵庫県の豊岡や城崎(きのさき)です。久美浜湾は、湾とは呼ばれていますが、実際には潟湖(せきこ)で、小天橋(しょうてんきょう)と呼ばれる砂州によって日海と隔てられ、広大な面積を誇る風光明媚な水辺として知られています。個人的には大好きな場所で、これまでもブログに書いてきました。 久美浜湾 久美浜湾の南側から湾岸に立つと目立つのが「兜山(かぶとやま)」です。標高191.7mの急峻な山は、まさに兜のような姿をしていて、新緑が包む眺めも綺麗でした。久美浜の「豪商 稲葉家」も恒例で訪れました。こちらも何度かブログに書いていますが、名物の「ぼたもち」と「ばら寿司」をしてきました。 豪商稲葉家 ぼたもち 丹後は歴史が深く、風景が美しく、特

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  • 亀岡の宮川神社 | 京都旅屋

    先日、亀岡市にある宮川神社を訪れました。葵祭とも関連する神社です。 宮川神社 亀岡市宮前町宮川神尾山にある宮川神社は、知る人ぞ知るお社です。ご祭神は伊賀古夜姫命(いがこやひめのみこと)で、この神様は京都の下鴨神社にお祀りされている賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)のお妃で、同じく下鴨神社にお祀りされる玉依姫命(たまよりひめのみこと)の母神とされる「伊可古夜日売命(いかこやひめのみこと)」と同じ神様です。 宮川神社 一説には、大和(奈良)の葛城から移住してきた賀茂族と、亀岡盆地に勢力を広げた出雲族との婚姻を通じた融和を表すともみられ、現在でも葵祭に宮川神社の氏子23名が参列する習わしとなっています。京都新聞の記事によると、今年は22歳の方も参加されたのだそうです。 宮川神社 境内は金輪寺のある神尾山のふもとで、木々に覆われた厳かな雰囲気のある神社です。注目は社殿のすぐ後ろに大きな磐座(い

    亀岡の宮川神社 | 京都旅屋
  • 葵祭 路頭の儀 加茂街道にて | 京都旅屋

    15日に行われた葵祭の路頭の儀。加茂街道での様子を写真で掲載します。 葵祭 路頭の儀 斎王代 先日も掲載した葵祭の路頭の儀。今回は下鴨神社から上賀茂神社へ向かう途中に通過する賀茂川沿いの道筋での写真です。加茂街道は緑の木々が背景で写真映えもするスポット。沿道では多くの方が見守っていました。 葵祭 路頭の儀 近衛使代 今年はほどよく雲が出て暑すぎず寒すぎず、恵まれた天候だったと思います。行列は無事に通過していきましたが、最後に加茂街道で替えの牛が動かなくなるトラブルがありました。大人が数人がかりで引っ張ったり押したりしてもなかなか動きません。牛も疲れていたのでしょうか。京都新聞の記事によると、最終的には上賀茂神社まで進んでくれたようです。 ガイドのご紹介 吉村 晋弥 京都検定1級に7年連続の最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪

    葵祭 路頭の儀 加茂街道にて | 京都旅屋
  • 愛宕山中の月輪寺と雫を落とす時雨桜 | 京都旅屋

    5月に愛宕山にある月輪寺(つきのわでら)を訪れました。月輪寺には、時雨桜という不思議な桜があり、ちょうど涙を流すように葉から輝く雫を落とす様子を目にすることができました。 月輪寺 時雨桜 月輪寺は険しい愛宕山の山中に古くからあるお寺です。かつては中国の五台山を模してそれぞれの峰に五つのお寺があったといい、朝日峯の白雲寺が現在の愛宕神社で、他には大鷲峯の月輪寺と高雄山の神護寺が今も残ります。山中で法灯を伝えるのは当に大変なこと。実は月輪寺は険しい山中で車が通れる道路はなくアクセスは登山道のみ。水道やガスもありません。厳しい環境ながら、御年77歳の庵主様が今でも山中でお寺を守っておられます。 月輪寺 月輪寺は空也上人・法然上人・親鸞聖人と関わりを持ち、鎌倉時代初期の公卿・九条兼実はこのお寺に隠棲したともいわれます。現在も残る仏像群は大変素晴らしく、重要文化財の仏像を8体もお持ちです。一度見た

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  • 清流が流れる「清滝」 | 京都旅屋

    先日、愛宕山の麓にある清滝の里を訪れました。 清滝川 愛宕山への入り口にあるのが清滝という集落。その清滝へは奥嵯峨からトンネルを抜けて行くことができます。路線バスも走っているので、清滝までは気軽に行けるのではないでしょうか。 清滝川 「清滝」は清滝川が流れる美しい山あいの集落。神護寺でかわらけ投げをする谷はこの清滝川で、西明寺前で紅葉に囲まれた指月橋がかかるのも清滝川です。清滝の集落はその下流にあって、梅雨の時期にはゲンジボタルが見られる場所としても知られています。ホタルは雨上がりの曇り空を好んで飛ぶため、天気をよく見て来ていただくとよいでしょう。 渡猿橋 橋の上から澄んだ川の音に耳を傾けると、都会の喧騒からは遠く離れた場所へと来たように感じます。かの与謝野晶子は「ほととぎす 嵯峨へは一里 京へ三里 水の清滝 夜の明けやすき」と詠み、歌碑が渡猿橋から下りた場所にあります。 清滝川 かつては

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  • 葵祭 路頭の儀 2024年 | 京都旅屋

    5月15日に行われた葵祭の路頭の儀。今年も出発前の行列をご案内させていただきました。 葵祭 路頭の儀 葵祭は5月1日から様々な行事がありますが、やはり15日の「路頭の儀」が華やかで注目を集めます。今年も出発前の様子をご案内させていただきました。ご参加いただきまして、当にありがとうございました。今年は比較的涼しく、見学もしやすかったと思います。 葵祭 路頭の儀 葵祭の路頭の儀は、天皇の使いである勅使が、12日に新たに神が迎えられた下鴨神社・上賀茂神社に御幣物をお届けし、国家の繁栄を祈願するための行列です。行進は「静か」なのも特徴のひとつで、その分、馬がパカパカと歩く音や、牛車のギシギシという音が印象に残ります。京都御苑では女人列の写真を撮れましたので掲載します。加茂街道の様子は後日掲載するかもしれません。関係者の皆様も、当にお疲れ様でした。 葵祭 路頭の儀 斎王代 葵祭 路頭の儀 葵祭 

    葵祭 路頭の儀 2024年 | 京都旅屋
  • 亀岡 鍬山神社の新緑 | 京都旅屋

    亀岡市にある鍬山神社を訪れました。新緑が輝いていました。 鍬山神社 京都市街地のみならず、その西にある亀岡市にも紅葉名所が多数あり、新緑も大変綺麗です。鍬山神社は、亀岡でもまず最初に名前が上がる紅葉名所ではないでしょうか。駅から歩いて行けないこともないですが、やはりお車を推奨します。神社は、10月に行われる亀岡祭の主催神社でもあり、亀岡開拓の神である大己貴神(おおなむちのかみ)を祀ります。 鍬山神社 かつて亀岡盆地は丹(に)の海と呼ばれる赤い湖で、出雲の神である大己貴神が中心となって他の神々とともに1隻の船に乗り、鍬や鋤(すき)を用いて浮田峡(うけたのはざま)を開削して水を山城国へと流し、肥沃な土地を出現させたと伝わっています。この浮田峡が現在の保津川とされ、険しい山間を流れるその様子は、まさに神のなせる技のようにも思えるのが面白いところでしょう。 鍬山神社 このときに使った鍬が山のように

    亀岡 鍬山神社の新緑 | 京都旅屋
  • 下鴨神社の御蔭祭 2024年 | 京都旅屋

    5月12日に下鴨神社の神迎えの神事、御蔭祭(みかげまつり)が行われました。 御蔭祭 東遊 再度テレビ出演のお知らせです。BS11は5月13日20時~で放送の「京都浪漫」に出演予定です。内容は惟喬(これたか)親王ゆかりの地で、大原・雲ヶ畑・大森を訪れています。大森では貴重な仏像も拝見しました。よければご覧ください。また、KBS京都では5月19日に同じ内容の再放送があります。また、5月15日(水)22時からNHK総合で放送予定の「歴史探偵」に出演させていただきます。「清少納言と枕草子」という内容で、あけぼのの時間帯に「紫立ちたる雲の細くたなび」く様子の撮影に挑んでいます。リンク先で予告をご覧いただけます。 御蔭祭 さて、5月12日に行われた下鴨神社の重要神事が御蔭祭(みかげまつり)です。下鴨神社や上賀茂神社は毎年新しいご神霊・荒御霊をお迎えして社殿の神の力と合わせることによって、神の力を強めて

    下鴨神社の御蔭祭 2024年 | 京都旅屋
  • 愛宕山麓にある空也滝 | 京都旅屋

    愛宕山麓にある空也滝を訪れました。 空也滝 まずはお知らせから。5月15日(水)22時からNHK総合で放送予定の「歴史探偵」に出演させていただきます。「清少納言と枕草子」という内容で、あけぼのの時間帯に「紫立ちたる雲の細くたなび」く様子の撮影に挑んでいます。リンク先で予告をご覧いただけます。 空也滝 京都近郊で迫力を感じられる滝が愛宕山麓の「空也滝」ではないでしょうか。清滝川に架かる金鈴橋から舗装された道を月輪寺方面へと進み、月輪寺への登山道の入り口付近から空也滝への分かれ道があります。清滝から滝までは40分余り歩くでしょうか。 空也滝 空也上人がこの場所を行場として開き、滝に打たれたというところから名付けられた空也滝。落差は約12mで水量も多く、滝の前にある鳥居に立つと、涼しい風が吹いてきます。この日はちょうど日差しが水しぶきを照らして、大変幻想的で美しい姿でした。月輪寺への登り口まで行

    愛宕山麓にある空也滝 | 京都旅屋
  • 新緑の鹿王院と舎利殿の特別公開 | 京都旅屋

    鹿王院 嵐山エリアの鹿王院(ろくおういん)は、嵐電・鹿王院駅のほど近くにあり、紅葉の穴場と呼べるお寺です。JRの嵯峨嵐山駅からも歩いていくことができます。寺は室町時代の初期、足利義満が自身の延命を願って創建した宝幢寺の塔頭に始まります。入り口の山門や客殿には義満の字による額がかかっており、その筆跡がうかがえます。 鹿王院 鹿王院の魅力のひとつは境内の奥へと続く長い参道。木々に包まれた参道を歩けば木漏れ日が心地よく、特に紅葉の時期はとても素敵です。京都屈指のおすすめの参道です。鹿王院は観光地の嵐山に近いものの、その場所柄、比較的人が少なくゆっくりと参道を歩くことができます。 鹿王院 境内を拝観すると客殿の前から嵐山を借景とするお庭が望めます。縁側に座って心行くまで時を過ごしてみてください。建物では舎利殿が目を引きます。鎌倉幕府の3代将軍・源実朝が宋の国から手に入れた仏牙舎利(ぶつげしゃり)を

    新緑の鹿王院と舎利殿の特別公開 | 京都旅屋
  • 京丹後 夕日ヶ浦で眺める夕日 | 京都旅屋

    先日、京丹後市の夕日ヶ浦で、夕日を眺める機会がありました。 夕日ヶ浦 丹後半島の西に位置する夕日ヶ浦は、日の夕陽百選にも選ばれた夕日の名所で、温泉地としても知られます。夕日ヶ浦温泉は1982(昭和57)年に、観光活性化のために掘削された新しい温泉で、夏は海水浴、冬はカニなどの味覚を求めて多くの人で賑わう場所です。近くには、京都府最古の温泉という木津(きつ)温泉もあり、京都では有数の温泉地といえるでしょう。 夕日ヶ浦 実は「夕日ヶ浦」という名前も、温泉の掘削とともにイメージアップのために名付けられたそうで、歴史的な地名ではありません。しかし、その名にふさわしく夕日は抜群に美しい場所です。この日はゴールデンウイークとあって多くの方が訪れて夕日を眺めていました。 夕日ヶ浦 最近はビーチブランコ「ゆらり」が人気で、この日も夕日を背景に写真を撮る方が多くいました。行列ができることもありますのでご注

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  • 緑に包まれる永観堂 | 京都旅屋

    永観堂を訪れてきました。美しい新緑が境内を包んでいます。 永観堂 永観堂は新緑の時期にも大変おすすめな場所。緑の時期は人が少なく、ゆったりと見返り阿弥陀像に参拝をすることができ、エメラルドグリーンの緑に包まれる境内をゆっくりと散策することができます。約3000ものカエデが彩る紅葉の秋は、寺宝展があるために拝観料は1000円ですが、今の時期は600円です。 永観堂 緑のすがすがしさは、紅葉にも負けず劣らず圧巻です。ちょうど雨の日に訪れたため苔も潤っていて瑞々しく、より一層緑の空間を引き立てています。おすすめは池の西側から山の中にそびえる多宝塔の眺め。山際にある永観堂のスケール感を感じられるでしょう。 永観堂 永観堂の境内では赤い葉のノムラカエデ(野村楓)も目立ちます。このカエデは初夏に赤く、真夏にやや緑になり、晩秋には真っ赤に紅葉します。今の時期は、逆光で透かすと秋の紅葉と見まごうような色

    緑に包まれる永観堂 | 京都旅屋
    daumaneko
    daumaneko 2024/05/08
    紅葉の永観堂は新緑の永観堂でもあります。
  • 雨の日も美しい新緑の天授庵 | 京都旅屋

    南禅寺の塔頭、天授庵。緑が大変に綺麗です。 天授庵 南禅寺の天授庵は秋の紅葉も見事ですが、この時期は美しい新緑を静かに楽しむことができます。紅葉の名所が多い京都は、それすなわち新緑の名所が多いともいえます。紅葉のガイドブックを手に、この時期の京都を回ってみるのもよいでしょう。 天授庵 天授庵は、枯山水の庭園と池泉回遊式庭園の二種類のお庭を楽しめ、いずれも京都の中でも質が高い眺めです。近年は紅葉の時期に有名になってきて人も多くなりましたが、新緑の時期はじっくりとエメラルドグリーンの風景を堪能できます。 天授庵 飛び石や木の橋にも風情を感じられ、もうじき池には睡蓮も咲いて華やかさが増してきます。地下鉄蹴上駅から徒歩で来れるなど交通の便もよく、京都らしい穏やかな時を過ごすにはお勧めです。 天授庵 訪れたのは雨の日でしたが、変化にとんだお庭を包む新緑は明るく、抜群の美しさでした。人も少なく、ゆっく

    雨の日も美しい新緑の天授庵 | 京都旅屋
  • 白峯神宮の蹴鞠奉納 | 京都旅屋

    4月14日に白峯神宮で春季例大祭・淳仁天皇祭があり、蹴鞠の奉納が行われました。 白峯神宮 蹴鞠奉納 白峯神宮は、幕末の孝明天皇が、平安時代末期の保元の乱に敗れて四国・讃岐国で亡くなられた崇徳天皇の霊を都へとお戻しし慰めるために創建しようとした神社です。孝明天皇の生前には叶わず、子の明治天皇が遺志を引き継いで創建されました。明治6年には、淡路島で亡くなられた淳仁天皇の霊も祀られています。 白峯神宮 蹴鞠奉納 境内は、和歌・蹴鞠の家である「飛鳥井家」の邸宅地跡で、境内東の地主社内に蹴鞠ゆかりの地として鞠の精霊を祀る「精大明神社」があることから、蹴鞠をはじめとする球技全般の上達にご利益があるとして、部活動に励む修学旅行生をはじめ、球技に携わる多くの方々から信仰を集めています。 白峯神宮 蹴鞠奉納 14日には春季例大祭・淳仁天皇祭があり、11時半ころから蹴鞠奉納が行われました。京都各地で蹴鞠を奉納

    白峯神宮の蹴鞠奉納 | 京都旅屋
  • 松尾祭 神幸祭 2024年 | 京都旅屋

    4月21日に松尾大社の松尾祭(まつのおまつり)の神幸祭があり、桂川を神輿が船に乗って渡る船渡御が行われました。 松尾祭 神幸祭 船渡御 2024年 新緑の京都市街地は、5月にかけて毎週のように春祭りが続いていきます。4月20日以降の日曜日に行われるのが、松尾大社の松尾祭の神幸祭です。神幸祭は、神社に鎮座している神々が、神輿に乗って氏子町内を回り、神様のお宿ともいえる御旅所へと入るお祭りです。普段は氏子が神社まで足を運びますが、祭りの時は神様が出向いて、まさに氏子町内に神の幸(さち)を与えていくのです。このように、氏子町内に神様の方から来て下さることから、松尾祭に限らず神幸祭は通称「おいで」とも呼ばれています。 松尾祭 神幸祭 船渡御 2024年 松尾祭は平安時代から行われている由緒ある祭りで、神幸祭の目玉である船渡御は長く途絶えていましたが、1983年に氏子たちの手によって再開されました。

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  • 上賀茂神社の競馬足汰式 2024年 | 京都旅屋

    5月1日に上賀茂神社で競馬足汰式(くらべうまあしぞろえしき、競馬会足汰式とも)が行われました。 上賀茂神社 競馬足汰式 上賀茂神社の競馬会(くらべうまえ)神事の番は5月5日に行われますが、1日はその時に出走する馬の組み合わせを決める「足汰式(あしぞろえしき)」が行われました。番では2頭の馬が、右(右方)と左(左方)に分かれて走りますが、先んじて足汰式で馬の優劣を見定めて、当日の組み合わせを決めるのです。まず1頭ずつ走る「素駆(すがけ)」が行われ、出走順を決める「番立(ばんだて)」が行われると、番さながらに決まった組み合わせごとに2頭ずつ走ります。 上賀茂神社 競馬足汰式 5日の番では、左方(さかた)は赤い装束、右方(うかた)は黒い舞楽装束を着て競い、初めの組は必ず左方が勝つことが慣わしとなっています。それ以外の組では真剣勝負が繰り広げられますが、トータルで左方の勝ち数が多い年は豊作

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  • 大田神社のカキツバタ 2024年 | 京都旅屋

    上賀茂神社の東にある大田神社のカキツバタ(杜若)が綺麗に咲いています。 大田神社 カキツバタ 上賀茂神社の境外摂社の大田神社。今の時期はカキツバタが彩ります。カキツバタが咲く大田の沢は「雲ヶ畑の池と底が繋がっていて水が枯れたことがない」といわれるように、今でも水が絶えない場所で(井戸水で補給しているとは聞きます)、平安時代からカキツバタが世代をつないでいるとされ、国の天然記念物にも指定されています。しかしその維持・保全には毎年多額の費用がかかるそう。未来にもこの美しい光景を届けるために、300円程の志納金を入れる場所が設けられています。 大田神社 カキツバタ カキツバタは1株で3回ほど花を咲かせ、トータルの花期も比較的長い花です。今年は例年より早く見ごろを迎え、特に奥の方では一面に涼やかで清楚な青を見せてくれています。葉の鮮やかな緑とも相まって、その清涼感は当に見事です。今年は南側が間引

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  • 雨上がりの六角堂 | 京都旅屋

    六角堂を参拝で訪れました。 六角堂 六角堂は古くから京都の町堂として親しまれてきたお寺で、現在も都会のオアシスのような場所。西国三十三所観音霊場の18番札所として、尊である如意輪観音が厚い信仰を集めています。境内にはハトが多く、かわいらしい鳩みくじも人気です。春は桜が美しく、晩秋というより12月には色づきの遅い銀杏も綺麗。 六角堂 聖徳太子が沐浴したことに由来する池(現在は明らかに人工)も裏にはあり、華道池坊の部もあります。池には白鳥が泳ぎ、境内は石仏もたくさん。親鸞聖人のゆかりや「へそ石」、縁結びの柳などなど、個性豊かな信仰スポットが境内に点在しています。 六角堂境内 この日は雨上がりで、柳の枝も綺麗でした。平安時代のはじめに嵯峨天皇が妃を求めて六角堂に祈願をすると、夢の中で「境内の柳の木のたもとに行くべし」とのお告げを受けました。天皇がその通りに訪れてみると、美しい女性が立っており

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  • 新緑の円山公園とカキツバタ | 京都旅屋

    東山の円山公園は新緑が美しく、池にはカキツバタが綺麗に咲いていました。 円山公園 円山公園は新緑が美しく東山の山並みも綺麗に望める場所です。庭園は7代目小川治兵衛の手により、無料で見られる庭として貴重な場所でもあります。最近は観光客が戻って活気ある雰囲気となっています。 円山公園 そんな公園の池に、カキツバタが咲いています。カキツバタは水辺を好み、花の付け根が白い(ないしクリーム色)という特徴がありますので、この花は花菖蒲ではなくカキツバタでしょう。花菖蒲の場合は花の付け根は黄色になり、アヤメの場合は水辺ではなく陸地に咲きます。 円山公園 近年、園内は整備が進み、カキツバタの咲く瓢箪池の上流部分が綺麗になっています。小川の中の石の様相が場所によっても違い、最奥には滝もあります。この時期は新緑が綺麗で、ヒラドツツジも咲いている場所があり、散策するのも気持ちがよいです。 円山公園 円山公園 ガ

    新緑の円山公園とカキツバタ | 京都旅屋