Sony(ソニー)が人の健康管理に関わる商品やサービスの開発に役立てることを目的とした、独自の「におい制御技術」「Tensor Valve(テンソルバルブ)テクノロジー」を発表した。 ソニーといえば視覚・聴覚に関わるエンターテインメント分野のエキスパートだ。今後は嗅覚にも独自のアプローチを通じて新たな価値の提案に力を入れる。やがてはソニーの新たなビジネスの支柱に育てる考えだ。テンソルバルブの技術と、これを搭載する製品の開発にも携わるソニーの藤田修二氏に展望を聞いた。 研究・測定向けに開発された、ポータブルサイズのにおい提示装置「NOS-DX1000」 独自の「におい制御技術」が嗅覚測定を簡略化 ソニーのテンソルバルブとは、複数の「においの素(嗅素)」を混濁させることなく、均一の濃度で人の鼻先に届ける「におい制御」の技術だ。 説明だけを聞いてもその使い道のイメージがわかないと思う。ソニーはテ