JR東海が東海道新幹線(東京―新大阪)で運行する車両「700系」を2020年3月のダイヤ改正を機に引退させる方針を固めたことが7日、分かった。先頭のくちばしのような形状から「カモノハシ」との愛称で親しまれてきたが、高速化に対応できず、登場から21年で東海道区間から姿を消す。JR西日本が管轄する山陽新幹線(新大阪―博多)では改正後も運行を続ける見通し。 700系は1999年3月に運行を開始。先頭の形状は、空気抵抗を低減するために考案され、斬新なデザインは子どもらの人気を集めてきた。車内の座席周辺の空間が広く、比較的ゆったり座れるのも特徴だ。