元モルガン銀行東京支店長兼日本代表の藤巻健史氏は、日本銀行が近い将来破綻を迎えることを確信している。しかしその後も、日本経済の未来は暗いままなのか。 「実はその後、日本は復活すると考えています。明治維新や、第二次大戦後のときのようにね」。はたして、これから日本を待ち受ける未来とはどんなものなのか。金融界のレジェンド、藤巻氏へのインタビュー全3回の最終回。 第1回:驚異的円安説を的中させた藤巻健史「1ドル500円時代到来」…2023年、ハイパーインフレに備えよ 第2回:超円安説を的中、藤巻健史「日本に残された選択肢は”日銀潰す”か”預金封鎖”」…住宅ローン民は「ドルを持て」 日本が貧乏になったのは、社会主義国だから ――日本がハイパーインフレで破滅的な結末を迎えるとして、その後、日本の国力を高めるために政府ができることはありますか。 (藤巻氏) 日銀が潰れても日本が潰れるわけじゃないですから