このほど発掘された古代種のクジラの化石と、カイロ・アメリカン大学(AUC)のヒシャーム・サラム氏(右)ら。同大学提供(2023年8月10日公開)。(c)AFP PHOTO / HO / AMERICAN UNIVERSITY IN CAIRO (AUC) 【8月11日 AFP】エジプトの西方砂漠(Western Desert)で、始新世の4100万年前に生息していた古代種のクジラの化石が発掘された。クジラの祖先が陸から海への移行を完了した頃のものだという。 古生物学者のチームは古代エジプトの王(ファラオ)、ツタンカーメン(Tutankhamun)と、化石が発見されたファイユーム・オアシス(Fayoum Oasis)にあるワディラヤン自然保護区(Wadi El-Rayan Protected Area)にちなみ、発見された新種のクジラの学名を「Tutcetus rayanensis」と命名し