羽根が折れた青山高原ウインドパークの風車(右手前、8日午前、三重県津市と伊賀市の市境で、読売ヘリから)=金沢修撮影 三重県の津、伊賀両市にまたがる青山高原の風力発電施設「ウインドパーク笠取」で8日、風力発電機1基の支柱(高さ65メートル)の先端に付いていた風車(3枚羽根、直径80メートル、130トン)が落下しているのを、施設を運営する中部電力の子会社「シーテック」(本社・名古屋市)関係者が見つけた。 部品の一部が敷地外にも落ちていたが、けが人はなかった。6日以降の「猛烈低気圧」によるものとみられる。 同社によると、7日午後4時40分頃、運転停止を知らせる警報が津市内の管理所に入った。8日に確認したところ、計19基の風力発電機のうち1基の風車がなくなっているのがわかった。支柱は中央から上部にかけて曲がっていたという。落下した風力発電機は日本製鋼所製で、2010年12月から稼働していた。