[16日 ロイター] - オンライン小売の米アマゾン・ドットコムAMZN.Oは、自然・有機食品小売り大手の米ホールフーズ・マーケットWFM.Oを債務を含め137億ドルで買収すると発表した。アマゾンは買収により、富裕層やミレニアル世代の顧客に向けて、生鮮食品などを販売する実店舗網を強化できる。 アマゾンによる企業買収としては過去最大。実店舗小売事業への進出に向けた取り組みとしても最大となる。ホールフーズにとっては、商品を低価格で販売するというアマゾンの強みを活用できることになり、競争力の強化につながる。ホールフーズは既存店売上高が7四半期連続で減少するなど、業績が低迷していた。 買収額は1株当たり42ドルと、ホールフーズ株価の前日引け値に27%上乗せした水準。 アマゾンによる買収のニュースを受け、食品販売関連株を中心に、市場では衝撃が走った。スーパー大手クローガーKR.Nは11%急落、ウォル