「岩手から日本一」を合言葉に、捕球姿勢までとるバックアップ、一塁ベースのはるか向こうまで駆け抜ける全力疾走など個性的な取り組みで東北勢初の全国優勝に挑む花巻東・佐々木洋監督。2009年春の準優勝をはじめ、09年夏、13年夏もベスト4入りを果たしている。その過程では、18年、MLBでア・リーグ新人王を獲得した“二刀流”大谷翔平(エンゼルス)や19年、MLBデビューを果たした菊池雄星(マリナーズ)など日本を代表するスーパースターを輩出した。ただ野球がうまい選手ではなく、人間的にも応援される人の集団になって優勝するのが佐々木監督の目標。結果が出ても勘違いせず、応援される人になるため、佐々木監督が選手たちに言い聞かせていることとは? 2015年の夏。花巻東のエース・高橋樹也(現広島)は躍動した。 甲子園では専大松戸を相手に先発し、10奪三振2失点で完投。救援で登板した2回戦ではセンバツ優勝の敦賀気
2013年夏、エース・高橋光成を中心とした守備チームを作り上げ甲子園初出場初優勝を果たした前橋育英 【写真は共同】 2013年の夏の甲子園。初出場で初優勝を果たしたのが前橋育英だった。大会前の下馬評ではノーマーク。当時2年生の高橋光成(埼玉西武)という大エースはいたが、守備を中心とする戦い方でまったく派手さはなかった。そのチームを率いたのが荒井直樹監督。「野球の技術のことでは怒らないと決めている」と言う温厚な指揮官だが、ぶれずに貫いているのが凡事徹底の大切さを伝えることだ。ごみを拾う、打ったら全力で走る……。派手さはなく、誰もが当たり前にできること。だが、それをやり続けることは難しい。一つひとつは特別ではないことでも、やり続けることによって大きな成果につながる。簡単そうで簡単ではないことを、いかにしてやる集団にしたのか。荒井監督の指導法とは? 凡事徹底――。 前橋育英・荒井直樹監督がまだ日
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