石油元売り各社が近年進めている製油所の操業停止が、思わぬところに影響を及ぼしている。石油精製の過程で出る副産物を原料にしてつくる炭酸ガスの生産に支障が出かねないのだ。 生産が滞れば、炭酸ガスを固体化したドライアイスや炭酸飲料の出荷が滞ることにもなりかねず、炭酸ガスメーカーは神経を尖らせている。 製油所休止の影響が直撃 石油元売り最大手のENEOS(エネオス)ホールディングスは2019年7月、大阪製油所(大阪府高石市)の石油精製事業について2020年10月をメドに停止すると発表した。近年、製油所の停止が相次いでおり、2013年にはコスモ石油の坂出製油所(香川県坂出市)、2014年にはエネオスHDの室蘭製油所(北海道室蘭市)、出光興産の徳山製油所(山口県周南市)がそれぞれ石油精製を停止した。 そのあおりを食らったのが炭酸ガス業界だ。石油精製に伴って発生する副生ガスには二酸化炭素が含まれており、
そこで、M5Stackを2台使い、MH-Z19B、BME680、CCS811を1台のM5Stackが、S-300L-V3をもう1台のM5Stackが制御して、同時に測定しました。写真は四つのセンサーが一つのブレッドボードに載っていますが、単に同居しているだけです。5分間隔で4日間データーを測定し、比較しました。 「MH-Z19B」と「S-300L-V3」 二つのNDIR方式のCO2センサーの測定値です。絶対値ではS-300L-V3の方が300〜400ppm高い値ですが、同じ傾向を示しています。 相関は次のようになっており、ほぼ比例関係にあることが確認できます。 S-300L-V3は電源オンから24時間ごとに自動校正するとのことなので、最後の約24時間のデーターの相関を調べると、ほぼ直線になっています。 校正によって絶対値は修正されるものの、校正と校正の間はMH-Z19BとS-300L-V3
やだぁ!? ここ、空気悪くな~い!? ・・・いや、人間関係が険悪とかでは無くて、部屋の空気の事でして・・・頭痛くなったり眠くなったりとかするんですよ~。 空気中のCO2(二酸化炭素)濃度によって、眠気や吐き気などの症状が出ることもあるらしいので、気のせい(人間関係のせい?)ではない事を証明すべく、CO2濃度を測定する装置を作ってみました。 と言う事で、満を持して、BOOTH販売商品の第二弾「Co2 HAT」の登場です!! 第一弾「Wi-SUN HAT」はコチラ↓。 M5StickCで家庭用スマートメーターをハックする!皆さんは、うっかりブレーカー落とした経験ありませんか? 「ドライヤー使う前に今の電気使用量が分かれば良いのに!」とか思ったことないですか? 最近は、その希望が簡単に叶うって知ってますか!? と言う事で、今回は、「スマートメーターから電力状況を取得して表示する」ことが出来る機械
By Los Alamos National Laboratory 氷河の後退や異常気象など、地球上の平均気温が上昇する「地球温暖化」が原因と思われる影響が世界の各地で見られるようになっています。その原因は人間の活動により排出された二酸化炭素などの温室効果ガスであるとする説が最も有力なのですが、それ以外にもエアロゾル(粒子状物質)や土地利用の変化による影響があるとされてきました。そんな原因として考えられるさまざまな事柄を、気候モデルを使ったシミュレーションで検証すると、その本当の原因が驚くほどハッキリと見える結果になりました。 What's Really Warming the World? Climate deniers blame natural factors; NASA data proves otherwise http://www.bloomberg.com/graphics/
マツダ初の量産EV「MX-30」が35.5kWhの小さな電池を搭載する理由とは? マツダの美しき「大義」を廣瀬専務が明かす クーペ風のクロスオーバーSUVのMX-30。骨格はマツダ3から採用のスカイアクティブアーキテクチャの最新版。マツダ・廣瀬一郎専務(左)と小沢コージ 来場者を130万人に伸ばし話題を集めた今年の東京モーターショーで、マツダの藤原清志(きよし)副社長に今年発売になった「マツダ3」の話を聞いた前編に続き、今回はマツダの専務執行役員であり、パワートレインや統合制御システム開発も担当する廣瀬一郎氏に、自動車ジャーナリストの小沢コージが直撃。2020年の市販開始を予定しているマツダ初のピュアEVの全貌に迫った! ■マツダが大容量EVを造らないワケ ──正直驚きました。EV嫌いのマツダが、突如ピュアEVのMX-30を東京モーターショーで発表! しかも発売がもう来年だなんて。ズバリ、
One man’s two-decade quest to suck greenhouse gas out of the sky 人類を救う「炭素回収」技術 挑み続けた開拓者の20年 20年前に素粒子物理学から二酸化炭素を大気から回収するテクノロジーの研究に転じたクラウス・ラックナー教授の考えは、ようやく世間から認められつつある。ラックナー教授は、二酸化炭素回収技術を確立しなければ、地球温暖化により人類は深刻な危機に瀕すると主張している。 by James Temple2019.05.15 114 31 2 15 クラウス・ラックナー教授の研究室に置かれた大きな金属製の容器は、地球を救う装置にはとても見えない。まるでゴミ箱のようだ。というより、ゴミ箱そのものだ。 この記事はマガジン「SDGs Issue」に収録されています。 マガジンの紹介 ラックナー教授が、きっちりと折り目のついたカーキ
日本付近の大気中の二酸化炭素濃度は年々増加を続けており、2018年も陸上、洋上及び上空の観測全てにおいて観測史上最高を更新しました。 気象庁では気候変動の監視のため、精密な二酸化炭素濃度の観測を、日本を含む北西太平洋域の陸上、洋上、上空で立体的に行っています。その観測結果によると、日本付近の大気中の二酸化炭素濃度は、全ての観測において年々増加を続けています。 今般、2018年までの観測結果を取りまとめたところ、地上観測地点、観測船による北西太平洋域の洋上、航空機による日本の南東上空の濃度はいずれも観測史上最高を更新しました。 国内3つの地上観測地点※における2018年の年平均値は、綾里412.0 ppm、南鳥島409.4 ppm、与那国島411.7 ppmとなっています。(図参照) ※ 綾里(岩手県大船渡市)、南鳥島(東京都小笠原村)、与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)
スイスClimeworks社は、大気中から二酸化炭素を回収するプラントをチューリヒ近郊に完成させ、稼働を始めたと発表した。 スイスClimeworks社は2017年5月31日(現地時間)、大気中から二酸化炭素(CO2)を回収するプラントをチューリヒ近郊に完成させ、稼働を始めたと発表した。この種のプラントが稼働を始めるのは世界初だとしている。特許技術を活用して、大気からCO2だけを集めるという。現在のところ、このプラントは年間で900トンのCO2を回収する能力を持っているという。 CO2を回収する方法を大まかに説明すると以下のようになる。プラントを駆動させるとCO2がフィルター表面に化学的に堆積する。CO2堆積量が飽和したら、100℃程度の熱をかけてCO2を分離して取り出す。 プラントで集めたCO2は、温室を運営する農業生産者や、炭酸飲料を製造する飲料会社、食品メーカーなどに販売するという。
[ロンドン 27日 ロイター] - 英国では炭酸ガス(CO2)の不足がビール・清涼飲料水の大手生産会社を直撃している。サッカーのワールドカップでイングランドが快進撃を続け、熱波による気温上昇で飲料需要がピークを迎える中、生産が支障を来しつつある。 気温上昇による飲料需要の高まりに加え、ワールドカップを控えたビールの在庫積み増しにより、ビールメーカーのCO2需要は増大。こうした状況下、CO2を副産物として排出する化学工場での生産停止により、CO2は供給不足となっている。 またCO2の不足は、食肉や冷凍食品の生産業者にも影響している。CO2は、ドライアイスの生産のほか、家畜を屠殺する前に気絶させる際にも使われている。 オランダのビール大手ハイネケンHEIN.ASは先週、パブに対し、供給に問題が生じる可能性があると警告。27日には、できるだけ迅速にビールを顧客へ届けるため、24時間体制で生産して
新春スペシャル エンジン博士 畑村耕一「2017年パワートレーンの重大ニュース」最終回 『2050年を見据えた2030年までのパワートレーンの進むべき道』畑村耕一「2017年パワートレーンの重大ニュース」最終回 2018/01/04 Motor Fan illustrated編集部 ブックマークする マツダでミラーサイクル・エンジン開発を主導したエンジン博士の畑村耕一博士(エンジンコンサルタント、畑村エンジン開発事務所主宰)が、2018年のスタートにあたり、「2017年パワートレーンの重大ニュース」を寄稿してくださった。パワートレーンの現在と未来について、プロの見方を聞いてみよう。最終回は、『2050年を見据えた2030年までのパワートレーンの進むべき道』だ。 すべての写真を 見る 再生可能エネルギー発電で先行しているドイツでは、すでに余剰電力を捨てること(捨電)が実際に行なわれており、電
西松建設と大林組、大阪ガスの3社は、製造時に排出するCO2の量を約80%削減できる「ジオポリマーコンクリート」を現場練りで打設する工法を開発した。
地球温暖化対策を巡って、温室効果ガスの排出削減を進めるため、環境省は火力発電所で排出される二酸化炭素を化学薬品に吸着させて回収する、新たな技術の実証実験を今年度から始めることを決めました。 このため、環境省は福岡県大牟田市で東芝のグループ会社が運営する火力発電所の「三川発電所」で、二酸化炭素を回収・貯留する「CCS」と呼ばれる新たな技術の実証実験を、今年度から始めることを決めました。 実証実験では燃料の石炭を燃やした際に出る二酸化炭素を大気中に放出させず、化学薬品に吸着させて回収するための設備を建設するほか、回収した二酸化炭素が漏れた際の対策なども検討することにしています。 環境省は今年度から5年間、総額180億円の予算で効果を実証したうえで、事業が終了する平成32年度までの実用化を目指す方針です。環境省は「二酸化炭素の回収・貯留技術は削減目標を達成するうえで重要な取り組みであり、実証実験
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