WPC TOKYO 2006の基調講演にあわせて、インテルのムーリー・エデン(Mooly Eden)副社長が来日した。Mobility Groupのモバイル・プラットフォーム事業部長という肩書きを持つエデン副社長は、Pentium Mでなじみ深いBanias(開発コード名)の開発責任者をつとめたという経歴を持つ。 CPUの開発と製造プロセスの更新は“チックタック”で ――右の図は、最近エデン副社長が用いられているCPUの開発モデルを示したものです。まず、これが意味するところを教えてください。 エデン副社長 これはマイクロプロセッサの開発と製造プロセスの更新を互い違いに進めていくことを意味しています。こなれた既存の製造プロセスで新しいマイクロアーキテクチャを採用したら、次は新しい製造プロセスに既存のマイクロアーキテクチャを落とし込んでいき、その次はマイクロアーキテクチャの更新、という具合に、