日本電信電話公社の時代から、公社名の英語略称が「NTT」でした。日本国内での略称としては使われていませんでしたが、外国にはそれで通っていたので、それを使ったのです。 では、なぜ電電公社のときに「JTT」ではなくて「NTT」にしたか、ということになりますね。 JT・JR・JPともに、1980年代以降になって株式会社になったときに付けられています。 電電公社の設立は1952年です。 日本の会社・団体の英語名称の中での「日本」を、最近は当たり前に「Japan」を使ってしまうのに対して、1950年代ころまでは「Nippon」を使う傾向があったことが影響しています。 NHK(日本放送協会)の設立は1950年、日本発条が「NHK」を略称に使い始めたのも戦後(たぶん1940年代)、日本郵船の英語略称は明治期から「NYK」、「Nippon Express」の日本通運も戦前からの会社です。 言語によって J