これはぼくがまだ新卒1年目の頃の話。 自分で言うのもなんだけど、ぼくはプログラミングの適正がそこそこあったようで、同期と比べると成長は早い方だった。入社して割と早い段階で現場の仕事をこなしていた。 主たる業務がプログラミングだったので、ぼくがもっと上手に高度なプログラミングの能力を身につけたいと思ったのは自然なことだったと思う。だからぼくは職場で「スーパープログラマー」になりたいって言っていた。 そんなとき7,8こくらい上の先輩SE(システムエンジニア)がこう言った。「スーパープログラマーになっても意味ないよ」と。当然どうしてか気になったので理由を聞いた。そのときの回答は確か、プログラミングするのは末端の仕事だから設計が出来なきゃいけなくて、スーパープログラマーになるのではなくSEなりなよと。そのときは、ふーんそういうもんか、くらいに受け取った。 今でも当時と同じようにプログラマーという職