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読書に関するma-rusukeのブックマーク (63)

  • 『クライシス・キャラバン』:紙魚:So-netブログ

    ・「肢体不自由な人たちの数を減らすことで、障害を持った兵士に年金を支給しなければならない政府の支出を減らせるだろう」と書いたのだ。この最後の主張こそが、時のもう一人の偉大な人道主義者であった英国人看護師、フローレンス・ナイチンゲールがデュナンの計画を即座に拒絶した理由だった。戦争にかかる費用が高くなればなるほど、それだけ早く戦争は終結するというのが彼女の主張だったのだ。 ・そこでは交戦中の派閥の主要目的の一つが、できる限り多くの一般市民を殺戮することであり、生き残ったものを家や土地からたたき出すことにある。 ・人道援助の周囲にはあらゆる産業が生まれ、お金の流れを追うように団体の行列ができ、大金の分け前をできるだけ多く手に入れようと、人道援助活動地を次から次へと移りながらお互いに競い合う。 ・人道主義者たちは赤十字原則をしつこく振りかざし、自分たちの援助が悪用されても、その責任を一切引き受け

  • 娘親限定「女の子が幸せになる子育て」

    親が読んで、ほっとするフェミニストが何と言おうが、男の子の子育てと、女の子の子育ては、ちがう。男女は、性差ではなく性格が性別に定着していくもの。つまり、「男の子らしさ」や「女の子らしさ」は、お互いもともともっており、成長の過程で(主として環境により)際立たせられていくものでないかと。 しかし、ほとんどの育児は、性差を意識していないか、あるいは「男の子限定」の内容となっている。なぜなら、育児を手にするのはたいていママだから。「女の子=自分が小さかった頃」を考えて、自分を基準にしてしまうだろうから。 そんなニッチにピッタリとあてはまるを読んだ。なじみの図書館の予約待ち順位は、「100位」。amazonでは見えにくいが、書がどれだけ望まれているか、よく分かる数字だ。娘を持つ親のためのアドバイスが満載しており、まさにいま読みたかった一冊。 とはいうものの、デジャヴ感やライフハック臭も

    娘親限定「女の子が幸せになる子育て」
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2013/04/20
    リアルギャルゲのマニュアルとして、唯一の一冊。
  • 長文日記

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2012/10/05
    リアルタイムで会社がなぜ儲かっているのか自分で書いて本にしてしまうと、会社はたいていピンチになる。
  • 口コミ・レビュー投稿 E-BOOKデータベース

    ユダヤ式記憶術 5chが気になる方は、まずはコチラのリンクをよくチェックしましょう。 そして、「試験に受かるユダヤ式記憶術」を購入するつもりなら、このホームページで、「試験に受かるユダヤ式記憶術」によって何が実現できるの […]

    口コミ・レビュー投稿 E-BOOKデータベース
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2012/01/28
    本書はスーツ読本ではなくハウツーに特化しており無駄がありません。 印象操作の話は一切出てこず、ひたすらスーツ選びに必要なポイントが淡々と解説されていく感じです。
  • 『アート・スピリット』/ロバート・ヘンライ(国書刊行会) - 空中キャンプ

    まんがを描く、彫刻を作る、演劇の脚を書く、バンドで演奏する楽曲を作る──あらゆる表現行為においてもっともむずかしいのは、しだいに「自分がいったい何をやっているのかよくわからなくなってくる」ことに尽きるのではないだろうか? 作業の手を止めて、表現者はふと考える。このまんがのどこがおもしろいのか。こんな彫刻を作って、実際に見る人はいるのか。このように恥ずかしい脚を書いて笑われはしないだろうか。私が作っているこの曲は、実はとてつもなくカッコ悪いのではないか……。こうした疑念や不安、無力感はあっという間に表現者に忍び寄り、大いなる意欲と表現衝動につき動かされて開始したはずの創作は、いともかんたんに挫折してしまう。 なんらかの表現をほんの少しでも経験したことがあれば、創作につきまとうこうした不安は理解可能なのではないだろうか。まわりの人はもっとスマートにうまくできている、こんなおかしなやり方をし

    『アート・スピリット』/ロバート・ヘンライ(国書刊行会) - 空中キャンプ
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2011/09/21
    つねに自分が巨匠だと信じて仕事をしなさい。今度こそ傑作ができると信じて
  • 96. 職業は名刺の肩書のうえにのっているのではない。:日経ビジネスオンライン

    ここから導きだせることは多い。というか、田口運平の不完全燃焼感はいまだ未分化なものだから、ここを出発点としてさまざまな方向に思考を延長することができる。 小説は物語として筋を追うこともできるが、架空の他人の思考をヒントにして自分の考え事をすることをも、読者に可能にしてくれる。 余談だが、私はほんの数年前まで、こういう小説観には反対だった(いまでも、小説をまっさきに思想的に読もうという気は起こらない)。 それでも、架空の人物というまったくの他人の考えにより添って、こちらが脳を動かすことが気持ちよい場合もある。ふだん動かしていない筋肉を屈伸するエクササイズのようなものだ。 前回私は田口の不完全燃焼感を、 「俺、熱中してないじゃん。充実してないじゃん。この仕事失敗したら死ぬ的なクリフハンガー状況が欲しいぜ!!」 とパラフレーズした。しかしこの書き換えは、田口の未分化な不完全燃焼感の表現の、ほんの

    96. 職業は名刺の肩書のうえにのっているのではない。:日経ビジネスオンライン
  • 禁断に片足突っ込むノンフィクション「物乞う仏陀」 - 深町秋生の序二段日記

    強烈なノンフィクションを読んだ。 05年に発売された石井光太の『物乞う仏陀』である。08年に文春文庫として発売されて、先日それを読んだのだが、かなり感情を揺さぶられる。こんなノンフィクションがあったんだなあと素直に驚いた。 じつは母から「これおもしろいから読め」と半ば無理やり押しつけられたのだが、しばらく放ったらかしにしていた。だって「アジアの物乞いや麻薬売人、ストリートチルドレンらと暮らし、最底辺に生きる人々を赤裸々に描く」という内容だからだ。 ちょっと……なあ、と読むのを保留していた。バックパッカーの旅行記や体験記、社会派ジャーナリストのノンフィクション、人気マンガ家や作家もいろんな形でアジアなるものにトライしている。つまりあれだろ。「どうしようもなく貧乏で法もいい加減だし、人々は筆舌に尽くしがたいほどしんどい想い(それこそ曾野綾子なんかが「当の貧困とはこれだ」みたいにドヤ顔で言い

    禁断に片足突っ込むノンフィクション「物乞う仏陀」 - 深町秋生の序二段日記
  • 「トラウマ児童文学」 ニュースな本棚|Excite エキサイト : ブックス

    図書館にやってきました。冷房効いててスバラしー! (ソファでごろごろ) 周りは子どもばっかり。夏休みだからか。みんな純粋そうで可愛らしいわー。 これこれ。今日はある計画を実行しにわざわざ図書館までやってきたのじゃ。 え、どんな計画です? うむ。純粋な子どもたちにアレな読ませて、トラウマにしちゃおう計画じゃ! うわー。ヤな計画。でも、ちょっと面白そう。 きらきら輝く純粋な瞳が、なにやらべつの輝きを放つように……、考えただけで胸がわくわくするわい。 アレな、アレな……。とりあえず、ここに、西岡兄妹の『人殺しの女の子の話』、置いときますね。 不許可じゃ! え、そうですか? とりあえず、ここに、エドワード・ゴーリーの『不幸な子供』、置いときますね。 それも不許可じゃ! この、おおまぬけ! どちらも子どもが手に取るではない! もっとこう、可愛らしかったり、ユーモラスだったり

  • 「ドン・キホーテ」はスゴ本

    「死ぬまでに読みたい」シリーズ。 ひたすら面白い+泣ける+ハラハラしながら読む。いわゆる「ジュニア版」で筋は知っていたのだが、前編だけだったことが分かった。後編とあわせると、こんなにも芳醇な物語になっていたなんて! あまりにも有名な「風車に突撃」は、可笑しいというより痛々しい。ほら、仁侠映画を見たら肩で風切りたくなるのと同じで、厨二病をこじらせて邪気眼が開いたと喜んでいるようなもの。ちょっと痛いか、かなり気の毒かだ。 ドン・キホーテの場合は、騎士道物語(今でいうならライトノベル)に熱中するあまり、ついに自分を伝説の騎士だと思い込んでしまう。都合のいい/悪いことに、その場その場の思いつきで「なりきる」人物をキャラチェンジするので、周りを混乱させたり自分が酷い目にあったり。このネタは魅力的だ。「ライトノベル」というジャンルが確立し、伝説級のキャラクターもいるから、このプロットは使いまわせるぞw

    「ドン・キホーテ」はスゴ本
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    ma-rusuke
    ma-rusuke 2010/01/28
    うんちく野郎?あれはうんちくではなくノロケと思っていただければ幸いです(笑)
  • 古典名作をあなたの街へ。伊藤聡「生きる技術は名作に学べ」 - 深町秋生の序二段日記

    http://d.hatena.ne.jp/zoot32/ さてナイスガイブロガー空中キャンプさんの著作「生きる技術は名作に学べ」がついに登場。 と同時に読破した。送ってくれてありがとう。ブログと同じく軽妙かつポップな文章のおかげであっという間に読み終わってしまった。やはりブログで膨大な量のテキストを書いているだけあって、初めてのとは思えないこの読みやすさは特筆に値する。 カミュの「異邦人」、ヘッセの「車輪の下で」、トゥルゲーネフの「初恋」、アンネ・フランク「アンネの日記」、ヘミングウェイ「老人と海」、スタンダールの「赤と黒」、トーマス・マンの「魔の山」などがセレクトされている。内容は敷居の高そうな西洋古典名作10作を、空中キャンプ流にその内容をきわめてわかりやすく紹介。その名作に秘められたエッセンスをおもしろく読者に提示するというスタイル。読んだことのない作品があっても、「あー、そうい

  • 52. 「おもしろいこと」の大半を知らないまま死んでいくことに、少しは焦ろう。:日経ビジネスオンライン

    日直のチノボーシカです。 先週はお休みしちゃってごめんなさい。この連載を始めて1年と1か月、初のお休みをいただくことにした。業がちょっと忙しくて…なんて言い訳するほうがみっともなかったですね。 *   *   * 私は今年の9月、生まれて初めて馬という生き物に乗った。長野県は飯田にある乗馬クラブでのことだ。 元来私は、なにごとにつけても億劫がりで引っ込み思案である。なにか新しいことを始めるにさいして心理的障壁の高い、頭の硬い人間である。要するに無趣味な人間である。 しかもスポーツ。私は人生でいちばんハマったスポーツが水泳というインドア人だから、ますます気が乗らなかった。 だから、周囲の乗馬経験者から「乗馬って楽しいから、きみもやったらいいのに」と言われても、「いや、めんどくさいし、だいいち奴らは自転車やバイクと違って自分の意志を持ってるから怖いし」などといって、さんざん逃げてきたのである

    52. 「おもしろいこと」の大半を知らないまま死んでいくことに、少しは焦ろう。:日経ビジネスオンライン
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    ma-rusuke 2010/01/11
    「私は現在までの自分の体験に満足している。いま聴いている音楽、いま読んでいる本、それだけで私は満ち足りている」それをやってしまったら、そのときの私の顔は恐らくひどく醜い。
  • 小飼弾さんの書評に恐れ入るの巻 - hiroyukikojima’s blog

    小飼弾さんが、ぼくの新著『使える!経済学の考え方』ちくま新書に書評を書いてくれた。 404 Blog Not Found:数理は有利 - 書評 - 使える!経済学の考え方 小飼さんは、今年出たぼくの4冊ののうち、3冊を書評してくださってて、そのどれもがすばらしいんだけど、今回のは他の二冊とは違う意味合いですごいと思う。他の二冊は、数学なので、小飼さんが適切に評することができるのは、まあ、全く不思議ではないのだけど、今度のは完全に経済学どっぷりのなので、さすがに小飼さんは専門外のはず。専門外にもかかわらず、これほど的確にぼくのを読みとけてしまうことには、震撼せざるを得ないのだ。小飼さんはこういう。 私事で恐縮なのだが、少なくとも私にとっての数理というのは、情緒の harness だ。そして著者も実はそうであることは、書の行間からもびしばしと伝わってくる。著者の作品はいずれもそう

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    ma-rusuke 2009/10/13
    清滝さんがこの言葉を言ったとき、ぼくはドキドキしてしまった。なぜなら、ぼくはこの言葉が大好きであり、この認識をモデル化することこそ、ぼくが経済学の中で夢見る未解決問題
  • 30. あなたが採用されたことの立証責任は、あなたに課されている。:日経ビジネスオンライン

    日直のボウシータです。 「働く大人」の文学ガイドということで、この連載では、とくに「働く」ということの周辺をめぐって、小説やその他の文学作品がどういうことをしてきたか、を紹介している。そのなかでもとくに、組織のなかの、俗に言う「歯車」として働くことを、大きくクローズアップしている。 それはなぜかというと、一匹狼とか、腕のよさでのしあがっていくとかいったタイプの「働く」なら、医者や弁護士や芸術家や私立探偵を主人公=ヒーローとした物語が山のように書かれていて、いまさら取り上げるまでもないからだ。 フィクションの物語が「働く」というとき、好んで取り上げるのがそういう一匹狼タイプの話であり、たまに組織で働く人が出てきても、刑事だったり教師だったりと、もうドラマの定型ができあがってしまっている。 そうではなく、「下手をすればほかの人と取り替えられてしまうかもしれない立場」を描いてこそ、現代の日で「

    30. あなたが採用されたことの立証責任は、あなたに課されている。:日経ビジネスオンライン
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    ma-rusuke 2009/06/12
    カフカ指数という言葉をご存知だろうか。2006年にフランス政府が導入した指数で、役所になにかの申請をしたときにどれくらい時間がかかったかをもとにして、100段階で各部署を評価するものだ。
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    ma-rusuke 2009/06/06
    2年前、タイのある組み立て工場に行ったとき、10歳以下の6~7人ほどの子供が床に座って偽ブランドのバッグを作っているのを見ました。オーナーは彼らの脚の骨を折った上、膝から下を太ももに縛り付けてわざと治らない
  • 男だったら、天下国家を語れるべき?:日経ビジネスオンライン

    岡 女々しさという言葉には、あまりいいイメージはないと思うんだけど、でも、女々しいやつの方が、ものを作るには向いているはずなんですよね。やっぱり雄々しい人は、何かを書いたり作ったりはしないと思う。 小田嶋 竹を割った人たちは、あまりね。だって、すぱすぱ言っちゃうからね。 岡 TUGBOATにだっていないよ、そんな竹を割ったような人は。みんなそれぞれで、もちをついているもんね(笑)。 小田嶋 だからしょうがないんだよね。ある種、それで飯をっているんだもん。 岡 だから、そういうことがだめだ、って、思わなくていいような気がするんだよね。とりわけ中学生や高校生の男の子だったりするならば、もう。 もちをつくことを恐れるな! 小田嶋 レトリックみたいなものの出発点って、自分が個人的に嫌だったり、つらかったり、女々しく反芻していたりすることだから。それを違う形で表現したいな、ということが修辞だったり

    男だったら、天下国家を語れるべき?:日経ビジネスオンライン
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    ma-rusuke 2009/06/05
    義と書いてゲイと読む 葉隠で秘める恋の相手は主君 男って本当、『ゴッドファーザー』が好きよね
  • イラっときたら「礼儀正しいパンク」でいこう~『人はなぜ怒るのか』 藤井 雅子著(評:朝山 実):日経ビジネスオンライン

    近所の中華料理屋でのことだ。背中というか、ふくらはぎあたりに、不快な振動を感じていた。 後ろを振り返ると、小学生にあがったくらいの男の子が、足をブランブランさせていた。の踵が彼の椅子に当たり、背中合わせのワタシの椅子に響いてくるのだとわかった。なるほど。 コツン、コツン。 振動が止まない。止んだと思ったら、またはじまった。だんだん、向かい合わせのツレの話も上の空。イライラ。コツン、コツン。イラッ。コツン、イラッ! 椅子を引いてみたが、効果はない。止む気配もない。 コツン。注意してやろうと、振り返ると、4人がけのテーブルの、男の子の対面に座っていた若い母親が立ち上がり、「お父さんが、ここがいいっていうから来たんじゃないの」 何があったか知らないが、ここにいまいることが彼女を立腹させていたらしい。「もう!」と言うなり、幼い娘の手をひいて、店を出ていった。 テーブルには、男の子と、その祖父と思

    イラっときたら「礼儀正しいパンク」でいこう~『人はなぜ怒るのか』 藤井 雅子著(評:朝山 実):日経ビジネスオンライン
  • 活字中毒R。: 絵本『ぐりとぐら』ができるまで。

    『ダ・ヴィンチ』2008年6月号(メディアファクトリー)の記事「『ぐりとぐら』ができるまで。〜中川李枝子と山脇百合子の物語〜」(取材・文:岡田芳枝)より (『ぐりとぐら』は、文章を中川李枝子さん、絵を山脇(大村)百合子さんが担当されているのですが、お二人は血がつながった姉妹。中川さんは1935年生まれ、山脇さんは1941年生まれ。お二人は『いやいやえん』でデビューされたのですが、デビュー当時中川さんは「みどり保育園」で保育士として働きながら同人誌グループに参加、山脇さんは高校生だったそうです) 【その後、李枝子さんは月刊雑誌『母の友』(福音館書店刊)に『たまご』という作品を掲載し、再び挿絵を百合子さんが担当。その作品を読んだ福音館書店の松居編集長より「これを絵にしませんか?」と声がかかる。そうして出来上がった絵が『ぐりとぐら』だ。 中川李枝子:『たまご』も『ぐりとぐら』もね、みどり保育

    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/03/20
    あとね、教訓を込めてはいけないの。本で何かを教えようなんてしてはいけないと、私は思うの。楽しめれば、それでいいのよ。
  • 『増補 虚構の時代の果て』/大澤真幸 - 空中キャンプ

  • 「××すべき」にハマらないコツ~『仏教ではこう考える』釈徹宗著(評:清田隆之):日経ビジネスオンライン

    お恥ずかしい話だが、僕はお焼香が上手にできない。手順はあやふやだし、合掌の姿勢もイマイチしっくり来ない。こなすだけで精一杯。そこに弔いの気持ちを込める余裕は正直ない。 これまで、宗教にはほとんど興味を持たずに来た。それどころか、オウム真理教による一連の事件や、思わぬ友人から某団体への勧誘を受けた経験などにより、「宗教は不気味だ」という偏見すら持っている。しかし、法事マナーすらきちんとこなせない自分には、昔からコンプレックスを感じていた。 書は、一般の人々から寄せられた多種多様な質問や相談に対し、現役の僧侶が仏教的な観点から答える「問答集」である。帯のコピーには「仏教の白石さん」とある。洒脱でユーモラスな回答が期待できそうだ。自分のような宗教初心者が読む入門書として、取っつきやすそうなイメージを持った。 ところが、著者はのっけから〈すみません、私みたいなのが僧侶をやってて〉と謝る。自分のこ

    「××すべき」にハマらないコツ~『仏教ではこう考える』釈徹宗著(評:清田隆之):日経ビジネスオンライン
    ma-rusuke
    ma-rusuke 2009/02/10
    もどかしさに耐えながらも自分自身をじっくり点検していくことは、やがて「自分への執着をなくす」という仏教の目的につながる。仏教では「元々自分とは思い通りにならないもの」と考える。その最たるものは「死」だ