4日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、9月7日にバーレーンが招待して行われた国際親善試合のトーゴ代表が全員、偽物だったと報じた。 通常、貧しい国からチームを呼ぶ場合、招致国が費用を負担するケースが多いが、今回はシンガポール人の代理人がテレビの放映権料や広告収入と引き換えに、交通費やホテル代など6万ドル(約510万円)を負担。さらに、選手には1人あたり300ドル(約2万5千円)の報酬も支払われた。 最新の国際サッカー連盟(FIFA)のランキングで、バーレーンは75位、トーゴは87位だが、試合は3−0でバーレーンが快勝。ところが、「トーゴ代表」の動きが後半から明らかに悪くなったことから疑惑が浮上。調査の結果、本来の代表とはまったく別のチームであることが分かった。 バーレーンのサッカー協会は8月に正式なルートを通じて試合の契約を結び、何の疑いも持たなかったという。ところが、書類のサインは