2024年1月13日に行われた台湾の総統選挙に絡み、中国の大物ジャーナリストの発言が台湾社会で大炎上している。 そのジャーナリストとは、現在、日本に滞在中で国籍取得申請中と言われている王志安氏。彼が1月22日、台湾のネットトークショーに出演し、先の台湾総統選・立法院(国会)選で民主進歩党(民進党)から出馬した身体障害者の候補・陳俊翰氏を揶揄する発言や行動をした。これが大きな批判を呼んだのだ。 世論に敏感な番組スポンサーが1社1社と外れ、台湾の入国管理を統括する移民署は、王氏の5年間の入国禁止を決めた。理由は、観光目的で入国したにもかかわらずメディアの番組に出演してコメントしたことが関連規定に違反するためだ。 中国の「池上彰」が台湾で何を言ったか 中国版「池上彰」とも称される王志安氏は、かつてCCTV(中国中央電視台)で人気番組の調査記者および解説員を務めていた。学生の頃から中国共産党とは一