【ロンドン=大内佐紀】アイスランドの火山噴火にともなう欧州の空のダイヤの乱れは16日午前(日本時間同日夕)、上空の飛行禁止措置を打ち出す国が12か国に拡大した。 英ヒースロー空港に加え、独フランクフルト、オランダ・スキポール、仏シャルル・ドゴールという欧州4大空港がすべて閉鎖される事態となっており、日本を含む世界各地のビジネスマンや観光客の足に乱れが出ている。 欧州の航空運航状況を統括するユーロコントロール(本部・ブリュッセル)は、火山灰の影響で16日に欧州で予定されていた約2万8000便の6割以上の約1万7000便が欠航になると予測している。英航空当局は、欧州最大のヒースロー空港の離着陸を少なくとも17日午前1時(日本時間同9時)まで全面禁止とした。 14日の噴火による火山灰は緩やかに南東に移動し、16日になってフランクフルト空港やパリ近郊の3空港すべての閉鎖が決まった。さらにポーランド