福島第1原発事故から3年の3.11を前にして、悪化の一途をたどる現状をドイツ公共テレビZDFが取材、『フクシマの嘘-「隠蔽」「詭弁」「脅迫」』と題した渾身のドキュメンタリー(約30分)を2月末に放送した。 同局は、事故直後からハーノ記者ら取材クルーを日本に派遣して数々のスクープを報道しており、2年前にも同じタイトルの番組を放送している。今回はその続編というべきリポートであるが、安倍晋三首相がオリンピック開催を勝ち取るために世界に向けてついた大嘘を改めて暴露した内容となっている。番組の冒頭部分で登場する安倍首相が「皆さんに保証しましょう。事故はコントロールされています。」と演説でしらを切る部分は、わざとボカシの映像になっていてどこかの怪しげな宗教団体の教祖様が信者を洗脳するシーンを彷彿とさせる演出を感じる。 「政府が右と言っているものを、われわれが左と言うわけにはいかない」とトップが公言して