フランス北部にあるスーパーマーケットでは、自閉症などで周囲の環境に敏感な人にも安心して利用してもらおうと、店内の音楽をやめたり、照明を落として薄暗くしたりする「クワイエット・アワー」と呼ばれる時間を導入し、注目されています。 スーパーは、棚に多くの商品が並び、雑音も多く、自閉症などで周囲の音や光に敏感な人たちは避けることが多いとされていますが、取り組みを始めてからの1か月で、およそ50人の自閉症の人たちが訪れたということです。 主な照明は消していますが店内の冷蔵庫などの明かりがあるため不都合はなく、静かに買い物ができると評判で注目されています。 自閉症の6歳の息子と訪れた女性は「いつもよりまわりがよく見えていて、楽しそうにしています。ゆっくり買い物ができるのでよいと思います」と話していました。 こうした取り組みは「クワイエット・アワー」と呼ばれ、イギリスの大手スーパーなどでも実施されている