【ソウル、釜山聯合ニュース】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議で禁じられている北朝鮮船舶との違法な洋上取引(瀬取り)が疑われる韓国船舶が、半年近く韓国南部の釜山港に留め置かれていることが3日までに分かった。韓国外交部の当局者が「安保理の北制裁決議に違反した疑いで、昨年10月から韓国船籍の船舶1隻の出港を保留にしている。関係当局で調査中」と明らかにした。韓国船舶が北朝鮮制裁決議違反の疑いで出港を差し止められるのは初めて。 この当局者は「安保理決議違反が疑われる船舶に対しては関係官庁が合同で対応している」とし、安保理決議の適用に関しては米国、安保理の北朝鮮制裁委員会と緊密に協議中と説明した。 問題の船舶は石油精製品を北朝鮮船舶に積み替えたとされる。韓国当局は瀬取りに関与した疑い(南北交流協力法違反)で捜査している。同船を保有する会社側は疑いを認めたと伝えられた。 この船舶は昨年、全羅北道の群山