親が離婚して母方のじーさんの体の具合がよくないからってので田舎に移住した。 一年後ぐらいにじーさんは死んだんだけど、初めての人骨のショックも冷めやらぬ数週間後、 雨の日に同級生と教室で俺が作った紙飛行機を飛ばして遊んでたら、同級生が投げた俺の飛行機が窓の外に飛んでいって花壇に落ちた。 「あっ、ごめん」と言われたので、「いいよー、拾ってきてね?」と言ったところ、その子が急にキレはじめて、あれよあれよという間に罵られまくって、 「じじいが死んだんだからお前なんか都会へ帰れ!」とまで言われて、はぁ?って思った記憶が不意にフラッシュバックした。 多分玄関を出た時に感じた今日の温度とか湿度が、その時の教室にそっくりだったんだと思う。 女子が職員室に通報して、その子は先生にしこたま怒られて、俺はまあ謝ってもらったし別にーって感じだったんたけど、 その後ピタっと遊ばなくなって、声かけてもにらんでくるだけ