投稿日:2022.07.23 TEXT: Auto Messe Web編集部 竹内耕太 PHOTO: モリタエコノス/タナカヒデヒロ バキュームカーが「くさい」のは過去のお話!? ある程度以上の年齢の人であれば、汲み取り式トイレとバキュームカーの記憶が目と鼻に刻みこまれているだろう。1980年代以降、下水道の普及とともに激減したと言われるバキュームカーだが、2010年のデータでは全国で約1.5万台が活躍しており、今も「し尿処理」に限らずさまざまなジャンルで使われている。そのわりに、昔ほど見かけたり、そのニオイをかぐことも少なくなった気がするのはなぜなのか? バキュームカーのトップ企業「モリタエコノス」に聞いてみた 日本における「し尿」汲み取り用バキュームカーの歴史は、1951年に神奈川県川崎市が開発・導入したのが始まりとなる。それまで柄杓と桶で回収していたのと比べると衛生面で格段の進歩であ