大谷石の山肌と融合した独特の建造物で、かつて温浴施設などとして営業していた栃木県宇都宮市大谷町の旧山本園大谷グランドセンターを、新たな観光資源として活用しようと、所有企業が整備を進めている。市民にも関心を持ってもらおうと、19日には初の一般公開ツアーが行われた。アートと食を楽しむ施設に改修する予定で、2024年度内の開業を目指している。 旧山本園は大谷公園(平和観音)の北西に位置。1967年に建設され、入浴や食事を楽しめる施設として昭和期に営業していた。大谷石の岩肌に抱きつくように作られ、自然と一体化したような建物が特徴。高台にあるため、通りからもよく見える。 ⇒人気観光エリアとして再評価される宇都宮・大谷地区 新施設「大谷コネクト」オープン 整備しているのは、井上総合印刷の関連会社、プロジェクトi(アイ)=宇都宮市。同社によると、廃業から約30年が経過し廃虚となっていた。 地域活性化につ