昨今、経済危機といわれる中、私個人として無視することができない問題について発言したいと考え、このアゴラで筆を執らせていただいた次第である。その話題というのが、「性暴力系ゲームソフトの制作が禁止へ–審査機構が決定」である。おそらく多くの人にとってはとるに足らない話題であるのであろうが、私は、今回の一件は日本が持つ(無意識かもしれないが大事にしてきた)自由の危機ではないかと考えている。 コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)がこのような決定をした背景には、記事にもあるように、海外の人権団体とやらが騒いでいることが直接の理由なのだろうが(誰の人権を守るつもりなのかは知らないが)、「アニメ・漫画・ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン MSとヤフーが賛同」をはじめとするある種のメディアや文化を追放しようとするキャンペーンや運動も遠因としてあげてよいだろう。 いわゆるエロゲをはじ