世界に冠たるアニメ大国、日本。昨年、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の興行収入316億円をアッという間に抜き去り、370億円を突破した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が熱狂的支持を集め、大きな話題になった。 そして今月8日には、1995年放送開始のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』、そして2007年に始まった『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズの完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開になったが、月曜日の公開にもかかわらず初日だけで50万人以上も動員した。その大半は子どもではなく、大人のアニメファンだ。 日本で最初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の放送が始まったのが1963年(昭和38年)。熱狂的なアニメファンを生み出した『宇宙戦艦ヤマト』(1974年~)に始まり、劇場版『銀河鉄道999』(1979年)の大ヒット。社会現象になった『機動戦士ガンダム』(1979年~)、そして『新世紀