10勝を挙げたDeNA・浜口との競り合いとみられたが、蓋を開ければ圧勝だった。中日からは1998年の川上憲伸以来、19年ぶりの新人王を獲得した京田は「歴史に名を刻めてうれしい」と笑顔をみせた。 50メートル5秒9の俊足を買われ、遊撃で定位置を獲得。リーグ2位タイの23盗塁をマークし、課題の打撃でも、リーグ歴代2位の新人安打記録となる149安打を放った。 充実の1年も納得はしていない。印象に残る試合に自身のエラーで負けた5月28日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)を挙げ「ずっと頭に残っている」。来季の課題は「すべて」と即答した。 パの新人王の西武の源田にもライバル心を隠すことなく「源田さんと違って1年間、フル出場していない」。来季の目標に「全試合フルイニング出場」を掲げた。(神田さやか)