[ワシントン 4日 ロイター] - 米下院で4日、議長を選出する3回の投票が実施された。しかし、昨年11月の中間選挙で多数派を奪還した共和党のマッカーシー院内総務は前日に続き過半数を得られなかった。 2日目となるこの日の投票に先立ち、トランプ前大統領がマッカーシー氏を支持するよう共和党に結束を呼びかけたものの、約20人の共和党員が造反し、党内の分裂が浮き彫りとなった。 下院は米東部時間5日正午(日本時間6日午前2時)に再度投票を行うことを決定した。 マッカーシー氏の支持者らは、投票を繰り返せば反対派が断念すると期待していたが、3─4日の計6回の投票後も前進は見られない。 マッカーシー氏が獲得した票数は201票と、議長選出に必要な218票を下回った。造反した共和党議員20人はフロリダ州選出のバイロン・ドナルズ下院議員に票を投じ、1人は特定の候補者を支持しない意向を示した。民主党は212人全員
(CNN) 3日の米連邦議会の下院議長選を巡り、トランプ前大統領が前日の2日、共和党下院トップのマッカーシー院内総務の議長就任支持を再表明する声明の発表を拒んでいたことがわかった。事情に詳しい2人の情報筋が明らかにした。舞台裏では、マッカーシー氏の支持者がトランプ氏に声明を出させるように働きかけていた。 トランプ氏はマッカーシー氏への支持を撤回したわけではない。最終的にも撤回しない可能性はあるが、トランプ氏は議会の情勢を注視している。 3日の下院議長選では、3回の投票でいずれもマッカーシー氏は過半数を獲得できず、議長が決まらない異例の事態となっている。 トランプ氏の沈黙は注目を集めている。前述の情報筋の1人によると、トランプ氏は3日に交わした会話の中で、マッカーシー氏に反対する強硬派にひそかに味方している様子を見せた。 ただ、トランプ氏は2日にはマッカーシー氏のためにこうした強硬派に電話を
アメリカでは、去年の中間選挙を受けて野党・共和党が下院で多数派を占める新しい議会が開会しましたが、共和党が党内をまとめられず、下院議長が選出されない100年ぶりの異例の事態となっています。 アメリカの連邦議会では、去年11月の中間選挙の結果、与党・民主党が上院の主導権を維持する一方、下院では野党・共和党が多数派を奪還し、3日、大統領の政党と議会の多数派の政党が異なるいわゆる「ねじれ」の状態の新しい議会が開会しました。 このうち下院では、新たな議長を選出する投票が行われましたが、共和党内で有力視されてきたマッカーシー院内総務が党内の一部の議員の反対で過半数の支持を獲得できず、議長に選出されなかったため、再投票が行われることになりました。 共和党内では、トランプ前大統領を支持する保守強硬派の議員などが「マッカーシー氏は真のリーダーではない」などと主張して議長選出に反対していて、その後2回行われ
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