日本テレビホールディングス(東京)の子会社化が決まったスタジオジブリ。鈴木敏夫社長を悩ませてきたのは、世界的な映画監督、宮崎駿氏の後継者だった。
今回の経緯について、鈴木氏は「宮崎駿は82歳、僕は75歳、長らく悩んできたのが後継者問題でした」と切り出し、スタジオジブリの後継者として、創業者である宮崎駿氏の長男である宮崎吾朗氏が何度か候補に挙がってきたが、吾朗氏は「一人でジブリを背負うことは難しい。会社の未来についてはほかに任せた方が良い」という考えで、これまでずっと固辞してきた経緯があったことを明かした。また、宮崎駿氏も、息子の吾朗氏が受け継ぐことに反対の立場だったという。 そうした事情の中で昨年、長年にわたり付き合いのある日本テレビとの話し合いを開始。日本テレビは1985年に『風の谷のナウシカ』(劇場公開は84年)をテレビ初放映して以来、映画番組「金曜ロードショー」を通じてスタジオジブリ作品を放送し続け、毎回高視聴率を獲得し、企業価値向上など「恩恵を受けてきた」と杉山氏。この日行われた取締役会では「満場一致」で今回の子会社化が了承
宮崎駿監督の手掛ける10年ぶりの長編作品として注目を集める『君たちはどう生きるか』。「スタジオジブリ」は、7月14日(金)の公開に先立ち、本作のトレーラーや広告を一切公開しないと発表した。 2013年公開の映画『風立ちぬ』の公開後、引退を発表したものの、2017年に発言を撤回した宮崎駿監督。同作以来、宮崎駿監督による10年ぶりの長編作品となる『君たちはどう生きるか』は、同氏が幼い頃に読んで感動したという、1938年発表の吉野源三郎の同名小説のタイトルを借り、新たに生み出した“壮大なファンタジー”作品だ。「スタジオジブリ」は、2022年12月に謎めいたポスターを公開したものの、あらすじやキャスト、物語の舞台、登場人物など、本作にまつわる詳細を一切明かしていない。『The Hollywood Reporter』によると、プロデューサーの鈴木敏夫は「これまでのスタジオ運営の一環として、ジブリは私
9月27日、アニメ映画の細田守監督はロイターTVのインタビューで、宮崎駿氏を超えたいという望みはあるものの、「僕に宮崎さん的な映画を求めても仕方がない」と語った。写真はインタビュー動画から(2016年 ロイター) [東京 27日 ロイター] - 宮崎駿氏が2013年に長編映画製作から引退を表明して以来、日本のアニメ映画界をリードする存在と目されているのが、細田守監督(49)だ。 細田監督はロイターTVのインタビューで、少年時代のヒーローだった宮崎氏を超えたいという望みはあるものの、「僕に宮崎さん的な映画を求めても仕方がない」と語った。「映画監督というのは、作るものがそれぞれ違うのが正しい姿。僕にしか作れない映画があって、僕にしかできない楽しませ方がある」と信じるからだ。
「風立ちぬ」引退会見を終え、握手する宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサー(左)=6日、東京都武蔵野市、小玉重隆撮影 【石飛徳樹】日本映画の好調を引っ張ってきたスタジオジブリの宮崎駿監督が引退を表明した。宮崎アニメはなぜメガヒットしてきたのか。なぜ今やめねばならないのか。ポスト宮崎時代の日本映画はどうなるのか。興行の側面から宮崎引退を考えた。 ■作品優先・ロングランで 2000年以降のジブリ作品は、宮崎作品以外もすべて、その年の日本映画で1位の興行収入を上げた。鈴木敏夫プロデューサーの功績は大きい。「僕の宣伝は正攻法」と鈴木さんは言う。過去には「宣伝しない宣伝」を唱えるなど、奇をてらっているようだが、世間が盛り上がっていれば宣伝せずに飢餓感を高めるし、今回はその反対。理にかなっている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無
2013年07月25日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 原作陵辱 - 品評 - 風立ちぬ 観賞後、これは黙っているしかないと思ったけど、これではそうも行かない。 よろしい。ならば申し上げよう。 金返せ。 作品としては認められても、製品としては認められない。 そう、本作は作品であると同時に製品でもある。 面倒でも製造者責任を追求しましょう。責任者自ら右のように言っているわけですし。 本作「風立ちぬ」は、「天才なら何しても許されて当然だよね」というクリエイターの増長に、「天才だから何をしても許すべき」だというプロデューサーの誤解が交わって出来た鬼子。 ここでいうクリエイターは宮崎に限らず、プロデューサーも鈴木に限らない。 この「増長と誤解より生じた鬼子」は、冒頭から終劇まで産声をあげまくっている。いや、冒頭どころか主役の声をあてた庵野がKDDIのCMに登場するので、生まれる前から怪
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