高齢の預金者が多い東京の巣鴨信用金庫は、オレオレ詐欺などの被害を食い止めようと、窓口で100万円以上を引き出そうとする高齢者に対し、金の使いみちが証明できる書類の提出を求め、できない場合は、当日の引き出しを認めないとする全国的にも珍しい取り組みを始めました。 息子などを装ったオレオレ詐欺の電話を受けた高齢者が、金融機関の窓口で多額の現金を引き出そうとして、職員に使いみちを尋ねられた際、「自宅のリフォーム代」などとうその説明をすることで、金融機関側が現金の引き出しを認めてしまうケースが後を絶ちません。 このため、豊島区に本店のある巣鴨信用金庫は、窓口で高齢者が100万円以上を引き出そうとする場合は、金の使いみちが証明できる書類の提出を求めることにしました。 たとえば、高齢者が使いみちを「リフォーム代」と説明した場合は、契約書や見積書の提出を求め、書類が提出されず、だまされていないことを確認で