世界経済フォーラム(WEF)参加のため、チューリヒに列車で到着したグレタ・トゥーンベリさん。「気候のための学校ストライキ」と書いたプラカードを掲げている=2019年1月(写真:EPA=時事) ヨーロッパを中心として、最近頻繁にメディアで取り沙汰される環境問題。とりわけ二酸化炭素排出量増加に対して、ヨーロッパの多くの国は危機感を募らせている。 そんな中、2019年9月23日にアメリカのニューヨークで開かれた気候変動サミットにおいて、今や連日メディアをにぎわすスウェーデンの若き環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが、集まった各国政府首脳らに対し、改善が進まない環境問題に対して厳しい口調で非難したことが世間の注目を集めた。グレタさんは、12月13日までスペインのマドリードで開かれている第25回気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)でも演説し、地球温暖化対策の加速を訴えている。 環境対策で鉄道