シード・プランニングがまとめた調査結果によると、2008年の世界音楽配信市場は6000億円規模で、2004年から約11倍に成長した。最大シェアを持つ米国(45%)と、2位の日本(19%)を合わせると、全体の64%を占めた。 音楽配信には、パソコン向け配信とモバイル向け配信があるが、日本ではモバイル向け配信(88%)が圧倒的に多い。一方、米国ではパソコン向け(70%)が主流だった。 音楽パッケージの世界市場は年々減少傾向にあり、2008年は2004年の64%にまで縮小した。同市場では、米国のシェアが27%、日本が18%で、日米の合計シェアは45%となる。 音楽配信と音楽パッケージを合わせた2008年の世界音楽流通市場は2兆7400億円規模で、2004年の約80%に縮小した。音楽配信市場は成長したものの、音楽パッケージ市場の減少分を相殺するには至らなかったためと、同社は説明している。 日本をみ