20%台の番組が3週連続でゼロ。「週間視聴率」ランキングを始めて十数年になるが、初めての事態だ。 首位は19・6%のフジ「サザエさん」だったが、フジ番組のランクインは今回、これ1本だけ。前々週も同じだった。これまた初の事態だ。 期せずしてというべきか、この2月1日は日本でテレビの本放送(NHK)が始まってちょうど60年の節目の日だった。NHKは同夜、「テレビのチカラ」(10・9%)、「1000人が考えるテレビミライ」(5・8%)など、深夜には日テレ(8月で開局60年)とのジョイント特番「NHK×日テレ60番勝負」(2・3%)を放送した。翌2日深夜には日テレが「日本テレビ開局60年特別番組TV60日テレ×NHK60番勝負」(2・7%)を放送。このうち「-テレビミライ」では昨今の視聴環境の激変(録画視聴やネットの台頭)によるテレビ離れの急速進行などを論じていたが、還暦を迎えたテレビが大変な岐路