6日夕方、中国でも放送されているNHKの国際放送は、ICPOの孟宏偉総裁が行方不明になっているとニュースで伝えている最中に突然、映像と音声が切れ、画面が真っ黒になりました。外国のテレビ局の放送内容を監視している中国当局が放送を遮断したものとみられます。 中国当局はふだんから、天安門事件やチベットにおける人権状況など共産党や政府にとって都合の悪い問題を、NHKをはじめとする外国のテレビ局が伝えると放送を遮断していて、孟総裁の行方不明にもかなり神経をとがらせていることがうかがえます。
2014年:1924人、2015年:1803人、2016年:985人——。この社会から消えていく失踪者の数を推測するデータである。 まったく着目されてこなかった数字が「失踪」を読み解く鍵になる。 「行方不明者は年間8万人以上…」と表現されることが多い。これは正確ではない。多くの場合、行方不明者はすぐに発見されているからだ。 年間の行方不明者届から、所在が確認できなった人の数を引く。つまり本当に行方がわからない「失踪者」の数が冒頭の数字だ。 より正確にいえば、「失踪者」の中には届出をしない人たちもいるので、失踪者の数を推測する一つの指標である。 少なくとも2000人近い人がある日、忽然と姿を消している。この社会のもう一つの現実を示す数字だ。 背景に何があるのか。1冊の本が注目されている。1985年生まれの気鋭の社会学者、中森弘樹さんによる『失踪の社会学』(慶應義塾大学出版会)だ。 研究テーマ
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