ワシントン(CNN) 米テキサス州のアボット知事は11日、民間企業を含む州内の全組織に対し、ワクチン接種の義務化を禁じる知事令を出した。米共和党は、新型コロナウイルス関連の公衆衛生対策に対する抵抗姿勢を強めている。 知事令では、宗教的信仰に基づく個人的な理由であれ、新型コロナに感染したことがあるといった医療上の理由であれ、ワクチンに反対する住民に対してテキサス州内の組織が接種を強要することはできないとした。 アボット知事は声明の中で、「新型コロナウイルスのワクチンは安全かつ有効で、同ウイルスに対する最善の防御だが、接種は引き続き任意とすべきであり、決して強要してはならない」と強調している。 知事はテキサス州議会に対しても同じ内容の法案を通過させるよう訴え、そうした法案が可決された時点で知事令は撤回するとした。 アボット知事は今年8月、自身も新型コロナに感染していた。同知事はこれまでにも、自