朝日新聞が、 昨年の公認会計士試験合格者のうち、過去最悪の約4割が就職できず、資格が得られない「会計士浪人」になっていることが金融庁の調査で分かった。 と報じています。 これに対して、落合先生は、 資格試験である以上、一定のレベルを満たし資格付与に適していると判断されれば合格させるのが筋でもあると思います。就職できない人が多いから、だから合格者を減らす、というのは、本末転倒と言うしかないでしょう。 とコメントされています。 ただ、必要なレベルに到達するのに時間と費用がかかる職種に関して、そのレベルに到達してもそれで生活できる確率が低いということになると、新規参入者が減少する又はそのレベルが下がるというデメリットが生じます。実際、第2氷河期とはいえ上位校なら就職率6割ってことはありませんから、公認会計士試験に向けて勉強することは、むしろ、無職となるリスクを高めることになってしまうのです。 経