“平和ボケ”日本、アフリカからも攻撃…から続く 「なんという理不尽な話なのか」。交流サイト(SNS)世界最大手、米フェイスブックのヘッドハンティングのニュースに日本の企業関係者は驚愕(きょうがく)した。2011年夏のことだ。 同じ年にソニーの人気家庭用ゲーム機「プレイステーション3」の内部情報を無許可で公表し、同社のネットワークから7700万件の個人情報が流出した事件の発端を作ったとされる米国人ハッカー、ジョージ・ホッツ氏を雇ったのだ。 ソニーはプレステ3の改造技術を自身のブログで公開したホッツ氏を提訴。この対応にホッツ氏を支持するハッカー集団「アノニマス」がソニーにサイバー攻撃を仕掛け、情報漏洩(ろうえい)を引き起こしたという見方が強い。 ソニーは事件後、米国で訴訟を起こされ、今年1月には英情報監督官局に制裁金25万ポンド(約3550万円)を科されるなど世界中の非難を浴びた。ソニーの損害