プラシド・ドミンゴ氏(ロイター) 【パリ=作田総輝】AP通信は13日、スペイン出身の世界的なオペラ歌手プラシド・ドミンゴ氏(78)のセクハラ行為を告発する被害女性9人の証言を報じた。ドミンゴ氏のセクハラは「オペラ界の公然の秘密だった」という。 報道によると、被害を訴えたのは歌手8人とダンサー1人で、セクハラは1980年代から長期間にわたって続いたとされる。ドミンゴ氏は、自身が監督を務めるロサンゼルス・オペラに参加する歌手らにキスを強要したり、仕事をちらつかせながら性的関係を迫ったりしたという。 ドミンゴ氏は、AP通信に対する声明で、「私のやり取りは全て合意されているものと信じていた。私と一緒に仕事をしたことがある人は、私が故意に誰かを傷つける人間ではないと知っている」と反論した。 ドミンゴ氏は「世界3大テノール」の1人として知られる。来日経験も多く、東日本大震災直後の2011年4月にも日本